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ｈｋ side
「いらっしゃいませー…」
お客で溢れる日曜日のカフェ。
カップルもいれば、家族もいて
友達同士も、1人もいる。
「あ、今日も来てくれたんですね！」
「ここの店、なんか落ち着くんだよねー」
「ははっ、ありがとうございます」
カランカランとベルの鳴るドアから入ってきたのは、
この店の常連さん。
背が高くて、スタイルがいい。
ふにゃっと笑う、その笑顔は
微かにあの人と重なる。
……って、仕事してるときは思い出さないって決めたのに。
「こちらのお席でよろしいですか？」
「うん、ありがとう。今日も、いつものでいいや」
「かしこまりました」
お店にいるときは、作り笑いだ。
本当は、笑うことなんて出来ない。
笑っちゃ…いけない。
厨房で、ランチメニューを作りながら
今日も、窓から見える青い空を眺めている。
続く (更新停止中)
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作者名：綺音 | 作成日時：2016年12月27日 9時
