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ソファーで寝息を立てる彼女の表情はとても穏やかで、先程までの様子からは考えられない。
「消毒させてね.......。」
眠っている彼女に声をかけて、傷の処置をしていく。
「染みたら、傷んだら、ごめんね.......。」
良かった、傷はそこまで深くないし、出血は止まってる。
僕も自分の傷に消毒をして、部屋を片付けはじめた。
キッチンのシンクには洗いかけのお皿とコップが残されていた。割ってしまったのは1つずつ。
僕が出ていって、洗い物をしている途中に発作が始まったと考えられる。
それで、キッチンのカウンターにおいてあった花瓶も割ってしまったんだ。
片付けをしながらふと思う。
濡れた床を拭いて、破片を集めた。
バラの花は他の花瓶に入れよう。
この真っ赤なバラの花は1週間前に僕が彼女にプレゼントしたもの。
"100本の赤いバラ”
ーそう、プロポーズ
さっきから彼女、彼女と言っているが、
来月、妻になるのだ。
片付けを終えて、再び彼女の傍に行く。
もうそろそろ、目覚める頃かな。
「無理しないでよね.......。」
寝ている彼女の頭を撫でながらつぶやく。
もう1人の彼女が出る時は決まって彼女が不調な時。
ー僕は、彼女を幸せに出来るだろうか。
紙が少し乱れていて、涙で顔が汚れてしまっているものの、やはり美しい容姿の彼女。
誰よりも愛しい彼女に問いかける。
『.......ぅぅん.......』
お目覚めのようだ。
「おはよう、A。気分はどう？」
『大丈夫だよ拓哉さん。それより私って.......。』
「そうだよ。」
『ごめんね、迷惑かけて。』
「そんなの全然気にしないで。もう少し休みな。｣
『うん、そうする.......。』
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たぴおかみるくてぃー(プロフ) - ちびきゅうさん» ぇぇぇぇありがとうございます!!そこら辺にいる高校生が中学の頃に趣味でサラサラっと書いたものですが.........。またアイデア出てきたら書くと思うので、お楽しみに！ (2021年1月21日 8時) (
レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - 全9話と短いながらも内容がこっており細かい描写なども作者さんのこだわりを感じてとても良かったです！これからも作品作り頑張ってください(*´∇`*) (2021年1月19日 6時) (レス) id: 495df43cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たぴおかみるくてぃー | 作成日時：2020年8月19日 0時
