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kwmr side
僕の彼女は二重人格だ。
普段は普通の女性なんだけど、
時々、もう1人の彼女が出てくる。
そういう時は決まって、
彼女が無理をしている時だ。
もう1人の彼女が出てくるとどうなるか?
毎回違うけれど、物を壊したり、叫んで暴れたり、自傷行為もするし、僕を襲ってくることもある.......。何があるか分からない。
『ただいま〜。』
「おかえりなさいA、仕事忙しかった?」
彼女は僕と同じくQuizKnockのライター。
今日は僕は休みだっけど、彼女は撮影の手伝いとかでオフィスに行っていた。
『あー、うん。まだ記事いくつか終わらなかったからパソコン持って来た。でも大丈夫!!』
忙しかったことを彼女が認めるときはあまりない。
忙しかったなら、夕飯僕が作ろうかな。
「そっか。夕飯.......」
『あっ、今から作る!!』
「僕が作るよ?」
『大丈夫、大丈夫、拓哉さん忙しいんだから休んでて。』
結局、彼女が作ると言い張り、僕が折れた。
『拓哉さーん。遅くなってごめんなさい、ご飯できたよ。』
「大丈夫、ありがとう。」
『さっ、食べよ〜。』
いただきます。
『どぉ?』
「美味しいです。とっても。」
『ふふ、良かった〜』
「Aの作るご飯はいつも美味しいです。」
『え〜??ほんとに言ってる?こないだハンバーグ焦がしちゃったヤツあったじゃん(笑)』
「それでもAが一生懸命作ってくれたのは、焦げてても、調味料の分量間違えたとしても、僕にとっては美味しい。」
『はいはいはい。わかったわかった。美味しく食べてくれてありがとう。これからも頑張るね?』
「そんなに頑張らなくてもいいよ。今でも十分頑張りすぎてるくらい。たまには僕にも手伝わさせて欲しいな.......」
『大丈夫だって〜!!拓哉さんは忙しいんだから、ね?』
「ありがとう。」
そういう彼女の顔は疲れていた。
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たぴおかみるくてぃー(プロフ) - ちびきゅうさん» ぇぇぇぇありがとうございます!!そこら辺にいる高校生が中学の頃に趣味でサラサラっと書いたものですが.........。またアイデア出てきたら書くと思うので、お楽しみに! (2021年1月21日 8時) (レス) id: cf3c86d772 (このIDを非表示/違反報告)
ちびきゅう(プロフ) - 全9話と短いながらも内容がこっており細かい描写なども作者さんのこだわりを感じてとても良かったです!これからも作品作り頑張ってください(*´∇`*) (2021年1月19日 6時) (レス) id: 495df43cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たぴおかみるくてぃー | 作成日時:2020年8月19日 0時