【No，25】携帯 ページ25
「クラピカ君、ヒソカの居場所知らないってさ。」
そう言い、レオリオに携帯を返す。
レオリオは携帯を受け取るとポケットに閉まった。
「Aはこの後どうするの？ヒソカを探す？」
ゴンが首を傾げて聞く。私はそれに対して頷いて返答した。
「気が収まらないから、色々自分で情報を探していい感じにみつけようと思う。」
＿＿＿もちろん、旅団には捕まらないように。
「そっか、ならまたここでお別れだね。…次は会える？」
寂しそうにゴンが聞くから、『多分次は会えるか私も分からない』とは言えなかった。
「まー私の気分だね。」
「気分ー！？なんだそりゃぁ！」
レオリオが怒り気味にいう。
「ショーがないっしょ、私の性格なんだから。」
とりあえず笑って軽くあしらう。
確かにこの子達とはまた会いたい、。しかし会うことによって私の中の何かが変わりそうで怖いのも事実だ。
＿＿気分屋なのに、こいつらの気分にのせられちゃぁね。
「じゃぁまたお別れだね！…あ！そうだ！携帯の電話番号教えてよ！」
「あーそれいいな！ヒソカの情報とか入ったら教えるぜ！」
ゴンとキルアが続けていうが、生憎私は携帯を壊してしまっている。
「…＿あ、そうしたいのは山山なんだけどさ。携帯ぶっ壊しちゃってるから出来ないんだよねー…」
頭をかきながらいう。すると、レオリオがもう1度ポケットから携帯を取り出した。
「ならこれを持っていけよ。連絡とれるし、いいだろ？」
＿＿＿え、？
「いや、私は別に構わないけど、レオリオは困るんじゃないの？」
レオリオは堂々とした顔で言った。
「オレはこいつらと一緒に行動してるからそんなに携帯いらねぇし！とりあえず持っておけよ！…それ持ってたら、またゴン達と会えるだろ？」
こっそりと話すレオリオ。
それを聞いていたゴンとキルアは、レオリオに向かって微笑んだ。
＿＿なるほどねぇ。
＿＿＿＿＿いい友情だなぁ…
「…＿分かった、ありがとう。借りることにするよ、いつ返せるか分からないけど、それでもいいんだね？…」
「もちろん！ダチだからな！」
レオリオはそういってニカッと笑った。
私もそれにつられて笑う。
いい笑顔だ。私が知らない、優しさのこもった笑顔だ。
「じゃぁ私はここら辺でおさらばする。また会おうね！なにかあったら連絡ちょうだい！
一つ借りをつくっちゃったからね、手伝えることなら私の気分だけど、手伝うわ」
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あやかあいか(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！これからも面白い更新をしていくのでまた来てください！お気遣いもありがとうございます！ (2016年12月27日 20時) (
レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 僕も、この作品大好きです！どうぞ、無理をしないでくださいね。更新頑張って下さい！ (2016年12月27日 19時) (レス) id: 56fb316c52 (このIDを非表示/違反報告)
あやかあいか(プロフ) - Hobbitさん» 大好きだなんて恐縮です涙もう本当にありがとうございます！更新頑張るのでまた見に来てください！ (2016年12月11日 16時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
Hobbit(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみにしています！ (2016年12月11日 8時) (レス) id: 1e6122ee64 (このIDを非表示/違反報告)
あやかあいか(プロフ) - 月宮有栖さん» 楽しみにだなんて！もう感激です！頑張ります！ぜひまた見に来てください！！ (2016年12月10日 21時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜衣香 x他1人 | 作成日時：2016年11月26日 19時
