【No，3】バドー ページ3
「俺の拳を食らえっ！【燃える俺の手！】ｸﾞﾛｰﾌﾞﾊﾟﾝﾁ！」
バドーは私に強烈なパンチを繰り出す。
危ない危ない。あと少し避けるのが遅ければ肋が二三本イっていただろう。
証拠に、先程私がいた場所には、強烈な地割れが起きていた。たかがパンチでここまで道を壊せるとは。
ーちょっち甘く見てたかも。
「念使い…かぁ…」
どうしようか。このままトンズラすることもできない訳では無い。しかし、
「どうせ暇だしなぁ…」
気分屋、という性格が私の全てを操作した。
「殺っちゃおっかな」
頭のスイッチが、一気にonの司令を出す。
しかし、あまり騒がしくしてうるさくなるのも迷惑だと思った私は、素早く彼をやることを選択する。
「【封じる動き】ﾄﾞｸﾊﾞﾘ！」
念を細長くした針のようなものを、彼に向かってなん全本も投げつける。念だから念使い以外には見えない。それに私以外触ることも出来ない。
プスプス！と何百本も彼の体を突刺す。赤い血があたりを染めた。
ばたり、と横たわる彼と一気にうるさくなる周りの声。
ーたったちょっと本気出しただけなのに、つまらない玩具だなぁ…
はぁ、とためいきをする。彼はもう動かなかった。
「あり？死んだ？」
近寄り、つんつんするが、反応はない。
変わりに周りの人が悲鳴を撒き散らした。
「人殺しよ！」
「あの女！何だありゃ！どんな殺し方をしたら全身血だらけになるんだよ！」
「こりゃ連絡しないと！」
色々な会話が飛び交う。
その時、たまたま近くにいた客らしき人が、私の写真をとるのが見えた。
ー殺ッチャイタイケド、一人やっても変わんないしね
良かったね女の子。私の気分がちょっと収まったみたい。頭の中のスイッチがOFFになるにつれて、私は1度深呼吸した。
「やばいな、ちょっと人、集めすぎたかも。」
ーまぁいっか。これもこれから起きるナニカの種になるといいなぁ
そんなくだらない願いが叶ってしまうとは、まだこの段階では思ってもいなかった訳なのだが。
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あやかあいか(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！これからも面白い更新をしていくのでまた来てください！お気遣いもありがとうございます！ (2016年12月27日 20時) (
レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 僕も、この作品大好きです！どうぞ、無理をしないでくださいね。更新頑張って下さい！ (2016年12月27日 19時) (レス) id: 56fb316c52 (このIDを非表示/違反報告)
あやかあいか(プロフ) - Hobbitさん» 大好きだなんて恐縮です涙もう本当にありがとうございます！更新頑張るのでまた見に来てください！ (2016年12月11日 16時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
Hobbit(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみにしています！ (2016年12月11日 8時) (レス) id: 1e6122ee64 (このIDを非表示/違反報告)
あやかあいか(プロフ) - 月宮有栖さん» 楽しみにだなんて！もう感激です！頑張ります！ぜひまた見に来てください！！ (2016年12月10日 21時) (レス) id: cf48d4b976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜衣香 x他1人 | 作成日時：2016年11月26日 19時
