幻王様が人間界に降臨した様です 7 ［リクエスト編］

リクエスト編 28［幻王様が再び幼児化した様です］ ページ11

〜〜宝月城 幻王の間〜〜
Noside
朱雀 「キヌ これは一体？」

と朱雀を含む剣舞魔神たちが思った

キヌ 「わかりません 私が朝起きてここに来たらすでにこの状況でした…」

キヌや剣舞魔神たちの視線の先には幼児化した幻王が炎を出して遊んでいた

そして幻王様の遊び相手はキノがしている

キノ 「あ！キヌ！ちょっと遊び相手変わってよ〜」

キヌ 「わかったわ 私が遊び相手を務めている間になにがあったか剣舞魔神の皆様方に説明して」

キノ 「は〜い」

キヌは幻王様と遊び始めた

キノ 「えっとなぜこういうことになったかと言うと…」

〜〜回想中〜〜

キノはあくびをしながら廊下を歩いていた

キノ 「ふわぁ〜 結構早く起きちゃった…」

するとちょうど幻王の間からキャッキャと幼子(おさなご)が笑う声が聞こえた

キノ (幻王様の部屋に誰かいる？侵入者？)

キノは気配を殺して部屋の前に立つ

そして幻王の間に入る

キノ 「何者だ！…？」

しかし幻王の間にいたのは幻王に瓜二つの幼子だった

キノ 「えっと？」

キノはその幼子の前に立ち顔を覗き込もうとした

すると…

キノ 「わぁっ⁉ 火⁉」

キノの髪にいつのまにか火がついていた

キノ 「あられの術！」

キノは自分の妖術で火を消す

〜〜回想終了〜〜

キノ 「その後はずっと幻王様？から飛んでくる火を避けていました…」

白虎 「お疲れさん」

キノ 「はい…」

玄武 「それにしてもあの幼子は幻王様なのか？」

阿修羅 「だとしたらかわいいねぇ」

不動明王 「外から侵入された形跡はない それに幼子としてはあの炎の妖術は強すぎる 幻王様と断定して良さそうだろう」

朱雀 「そうだな… そしてあの幼児化してしまった幻王様の面倒見はどうする？」

白虎 「俺たちがやるしかないんじゃあねぇか？」

キノ 「確かに ここには私たちしかいませんし それに誰かを呼ぶにしても命を狙われる可能性もあります」

玄武 「では始めるか」

玄武は幻王を落ち着かせひとまず『炎は出さないように』と幻王に言った

そして幻王は炎を出すのをやめた

キヌ 「さすが剣舞魔神の中の最年長 幼子の扱いには慣れていますね」

玄武 「それではキヌとキノは城の者がここに来ないようにしてください」

キヌ キノ 「はい！」

玄武 「不動明王 阿修羅は粉ミルクとオムツを買ってきてください」

不動明王 「わかった」

阿修羅 「まかせろ」

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