幻王様が人間界に降臨した様です 5

怨みのバレンタイン 3 ページ19

〜〜おばばの部屋〜〜
Noside
おばばは黄緑色の液体が入った鍋をかき混ぜていた

おばば 「フフフッいい色になってきたわい さぁ後は妖魔チョコを入れるだけじゃ」

アキノリ 「おばば みんなと調査に行ってくる」

おばば 「あぁ行っといで」

アキノリ 「うわ〜今年もそれ作ってるんだ」

おばば 「あぁ 楽しみに待っておれよ 儂特製のバレンタインチョコレート ヒッヒッヒ」

アキノリ 「毎年見ているけどチョコ作ってる感じが全然しない…」

〜〜書き込みがあった洋菓子店〜〜

トウマ 「ここがうすらぬらに書き込みがあったケーキ屋さんか…」

店員 「いや参ったよ まさかバレンタイン前日にこんなことが起きるなんて」

ナツメ 「詳しく聞かせてもらえますか？」

〜〜キッチン〜〜

キッチンにはチョコレートが床に落ちていた

固まる前はドロドロに溶けていたみたいだ

ケースケ 「ヒィィッ」

アキノリ 「これは…！」

ナツメ 「ひどい」

トウマ 「一体なにが？」

A 「お店にあったチョコも全部なくなっていたんですね？」

店員 「あぁ 完全に密室だったのにうちのショコラティエも店内のチョコもみんな消えちゃったんだ この町でなにが起きているんだか」

女性 「すみませ〜ん」

店員 「あ！お客さんだ」

トウマ 「もう少し調べさせてもらってもいいですか？」

店員 「あぁ でもあまり物を動かさないでね」

そう言って店員はキッチンを出る

アキノリ 「きっとこの中に手がかりがあるはずだ 手分けして探そう」

皆-アキノリ 「うん」

ケースケ 「ううっ…」

アヤメ 「ケースケ君さっきからなに見てるの？」

ケースケ 「う…うん これってなんか手形に見えるんだけど…」

アヤメ 「消えたショコラティエさんのものかな…？」

ナツメ 「この下って排水口に繋がっているみたい」

アキノリ 「まさかこの中に引きずりこまれたのか？」

ケースケ 「えぇ⁉」

トウマ 「よし ここは僕の憑依召喚で推理してみよう憑依！幻魔 義経！我に力を！」

義経 「義経 参上」

義経は妖気を探り出す

アヤメ 「なにやってるの？」

A 「義経は精神統一することで妖怪が残した痕跡を辿ったりそこに残された妖怪の心の声を聞くことができるの」

？ (憎い…バレンタインか憎い！)

義経 「激しい怨みの念を感じる」

と言って義経はトウマに戻る

トウマ 「このままだと被害がどんどん大きくなりそうだ」

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