幻王様が人間界に降臨した様です 4

すすり泣くバレエシューズ 3 ページ13

Aside
アヤメ 「でももう一人のメカブちゃんは？」

コンブさん 「それが…」

ワカメくん 「俺たちがだんだんしおれてきてメカブちゃんと一緒に踊れなくなっちゃったせいでメカブちゃんがいなくなっちゃったんだ」

〜〜回想中〜〜

メカブちゃん 「フゥーッ フォーッ ねぇ踊りましょうよ コンブさん ワカメくん〜」

コンブさん 「いや…最近腰が…」

ワカメくん 「俺は膝が痛くて…」

メカブちゃん 「も〜う すっかりしおれちゃったのね私たち海藻ダンスユニットの粘り強いダンスが私の全てだったのに〜」

ワカメくん 「ごめんよ メカブちゃん」

コンブさん 「踊ると疲れてしまってな〜」

メカブちゃん 「いいの でも私は踊り続けるわね…粘り強くいつまでも いつまでも…！」

〜〜回想終了〜〜

コンブさん 「あれ以来メカブちゃんは戻ってこなくてな〜」

ワカメくん 「寂しくて泣きすぎて俺たちますますしおれちゃって…」

アヤメ 「ネバ…もしかしてそのメカブちゃんが？」

アキノリ 「メカブだったらネバネバしてるし靴がネバネバ〜って濡れていたのも納得だな なぁそのメカブちゃんってピンクの服着てたか？」

ワカメくん 「うん メカブちゃんのハッピはピンク色だけど」

〜〜その頃トウマ ナツメは〜〜

ナツメ 「ピンクガウンおばさんどこにいるんだろう？」

トウマ 「？あれは…」

ナツメ 「早希？」

トウマ 「一緒にいる人はまさか…！」

ナツメ 「ピンクガウンおばさん⁉」

早希 「わぁ」

早希はピンクガウンおばさんからバレエシューズを受け取る

ナツメ 「！早希ダメ！」

早希 「え？」

すると早希は中に浮かびバレエシューズを穿かされる

早希 「え？なに⁉」

トウマ ナツメ 「！」

早希 「ううっ なんで？体が勝手に？」

早希は踊り出す

ピンクガウンおばさん 「フフッ そうよ その調子 もっと…もっと踊りましょう！」

早希 「いやーっ」

早希は塀にあたり転んでしまう

ピンクガウンおばさん 「さぁ立って 踊りましょう」

早希 「う…うわっ 誰か…助けて！きゃーっ！」

早希は踊りながら道を進む

ナツメ 「早希ーっ！私は早希を追うからトウマはピンクガウンおばさんをお願い」

トウマ 「わかった」

早希 「ううっ 助けて〜！」

早希は赤信号になった横断歩道に飛び出す

…そこにトラックが来る

ナツメ 「早希ーっ！」

早希 「！」

ミッチー 「ミッチージャンプ！ミッチー回転 ミッチー着地 とうっ！ミッチーカムバック」

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