アヤメ、散る 6 ページ25
Noside
ジバニャン 「長居は無用だ!行くぜ!」
ミッチー 「うん」
アキノリ (どうして…どうしてこんなことに!)
女郎蜘蛛はタワーの中から出て来る
トウマ 「元町タワーが…!」
〜〜その頃Aは〜〜
A 「洞潔 みんなと話せる余力は残ってる?」
洞潔 「あぁ」
A 「なら伝えてほしいことがあるの」
〜〜有星家〜〜
ナツメ 「おばばさんいる?」
おばば 「おぉナツメ !その娘はもしや…」
〜〜事情説明終了〜〜
おばば 「はぁ そうであったか おそらくこの娘は女郎蜘蛛が抜け出る際に魂を食われてしまったのじゃろう」
ナツメ 「そんな…!じゃあアヤメちゃんは !なに?首筋に蜘蛛の巣みたいな痣が…」
おばば 「女郎蜘蛛の呪いじゃ」
ナツメ 「呪い?」
おばば 「このまま放っておけば痣が全身に広がりこの娘の魂は女郎蜘蛛に食い尽くされ命を落とす事になるじゃろう」
アキノリ 「ちくしょう…俺がアヤメさんのそばを離れなければ…」
ナツメ 「アキノリのせいじゃあないわよ」
ケースケ 「そうだよ」
トウマ 「女郎蜘蛛って何者なんですか?」
おばば 「女郎蜘蛛とは500年ほど前にこの地で残虐の限りを尽くした凶悪な人喰い妖怪じゃ 女郎蜘蛛は何よりも若く美しい男を好みその血と肉だけでなく魂をも食らっておった じゃがある時女郎蜘蛛は非の打ち所のない完璧な美男子と出会った」
女郎蜘蛛 「欲しいお前の全てを私におくれ〜!」
おばば 「しかしその男こそ比類なき力を持つ伝説の霊媒師だったのじゃ」
女郎蜘蛛 「ギャーッ!」
おばば 「美しき霊媒師は女郎蜘蛛を返り討ちにしてこの地に封印したのじゃ!」
ケースケ 「でもどうして女郎蜘蛛はアヤメさんに取り憑いていたの?」
おばば 「女郎蜘蛛を封印した霊媒師の苗字も姫乃だったそうじゃ」
ナツメ 「え!」
トウマ 「それじゃあアヤメさんは」
おばば 「間違いなくその霊媒師の子孫じゃ 時が経ち封印を破った女郎蜘蛛は伝説の霊媒師に関する何かとこの娘の中に眠る力を共鳴させその力を使って完全復活したんじゃろう」
アキノリ 「教えてくれおばば アヤメさんを助けるにはどうしたらいい?」
おばば 「女郎蜘蛛を打ち倒しこの娘の魂を取り返すしかなかろう」
アキノリ 「そうか よぉ〜し!俺たちで力を合わせて女郎蜘蛛を倒そう!」
トウマ 「でも女郎蜘蛛の糸にはフドウ雷鳴剣も通用しなかった」
おばば 「なんと!不動明王の力を持ってしても」
ナツメ 「勝ち目はないのかな?」
60人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:妖姫 | 作成日時:2019年4月3日 21時