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たたりギツネとコックリさん 6 ページ23

Aside
キュウビ 「イナリとやら 何故人間の体を欲する 事情があるなら話してみよ」

イナリ 「あ…はい… この稲荷神社は周囲の人からあまり気にされておらず お参りに訪れる人もほとんどいなかったのです そのまま神社が朽ち果てて住処を失いそうになっている私を救ってくれたのは豆腐屋さんの一人娘でした」

一人娘 「どうか家の豆腐がいっぱい売れますように」

イナリ 「その子のおかげでこの神社は長い間 綺麗な姿を保ち続けることができました 私にとってあの女の子はずっと住処を守ってくれた恩人とも呼べる存在だったのです お婆さんになった今でもいつもお参りに来てくれてお供えしてくれる手作りの油揚げは真心がこもっていて 食べると幸せな気持ちになるんです」

キュウビ 「ほう そんなに素晴らしいのか」

イナリ 「よろしければ召し上がってください!」

キュウビ 「では遠慮なく」

キュウビは油揚げを食べる

キュウビ 「なるほど これは美味い」

イナリ 「ですよね〜」

ナツメ 「まぁ イナリがお婆ちゃんに感謝してるのはわかったけど」

アキノリ 「たたりギツネになって人間の体を狙うのとそれとなんの関係があるんだ?」

イナリ 「それは…お婆さんに恩返しがしたかったからです」

A 「恩返し?」

イナリ 「…お婆さんは長い間 旦那さんと一緒に豆腐屋を切り盛りしていて お店で作る豆腐や油揚げはとても美味しいと町中の評判でした …でも最近旦那さんが亡くなってしまい お婆さんは一人でお店を営む事になったんです ひとりぼっちになってしまったお婆さんに恩返しがしたい でも、神社に仕える身の私はここから外に出る事は出来ませんでした そんな悔しい気持ちが積み重なり私はいつしかどんなことをしてでもたとえほかの誰かを犠牲にしてでもお婆さんの役に立とうと思いつめるようになっていったのです そんな時でした 近くの学校で狐の霊を呼び出すコックリさんが流行りだし、その影響で私は神社の外に出る事が出来たのです そしてお婆さんのお店の手伝いをするために 主らの体をよこせ〜 と人間の体を借りようとしたのですが…人間たちは私が憑依した時のショックに耐えられずみんな 意識を失ってしまったんです」

A 「だから妖怪を憑依させても耐える事ができるトウマさんを気に入ったんですね」

イナリ 「はい…」

キュウビ 「なるほどな」

ナツメ 「お婆ちゃんのお店を手伝うために…」

アキノリ 「悪気はなかったんだな」

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ツイステ好きな人 - えと、アドバイスですが、!や?を使ってみてはどうでしょう (2020年12月23日 17時) (レス) id: 5173052302 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫 - ゆっくりもふたん さんありがとうございます (2019年3月23日 18時) (レス) id: 6211a0a7da (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりもふたん(プロフ) - まじで最高です続きが気になりますな〜〜(急がせてるわけではない)これからも頑張れ〜〜 (2019年3月23日 18時) (レス) id: f756c8b9d7 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫 - かなとさん» かなとさん オリジナルフラグ外しました 注意ありがとうございます (2019年3月15日 21時) (レス) id: 6211a0a7da (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年3月15日 18時) (レス) id: e5fae2dbe6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:妖姫 | 作成日時:2019年3月15日 17時

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