幻王様が人間界に降臨した様です

番外編 1 ［幻王と義経］ ページ17

Aside
A 「あれ？義経？」

義経 「ここにいたか」

A 「えぇ トウマさんに憑依してるの？」

義経 「いやオーガから抜け出てきた」

A 「そんなこともできるのね」

義経 「あぁ ところで本題に入っても構わないか？」

A 「えぇ なに？」

義経 「なぜこのような場所にいる？ 普通の人間では来れぬところだぞ」

そう今私と義経がいる場所はビルの上 簡単に言えば飛ばなきゃ来れない所

A 「それはもう義経なら気づいているんじゃあない？ 私は幻王よ」

義経 「！やはり 先程の無礼 お許しを」

と言って義経は私に跪(ひざまず)く

A 「構わないわ」

義経 「なぜ人間界に？」

A 「もしかしたら悪しき者が復活するからもしれないの だからそれを食い止めるために私は人間界に来たの」

義経 「！ 左様ですか」

A 「えぇ 十分気をつけることね じゃあ私は明日も学校があるからこれで失礼するわ」

義経 「はい お気をつけください」

A 「あ、そうだ ナツメさんたちの前では敬語等は不要よ」

義経 「ですが…」

A 「まだナツメさんたちには正体を明かしたくないの」

義経 「承知致しました」

A 「うん じゃあまた」

義経 「はい」

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