妖－AYAKASHI EP.1 (ページ23)

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スクールライフページ23

翌日休みも明けて、休日のあの件でどっと疲れが溜まっていたのであった。

『あ"あ"…休んだ気にならない…。』

「んー？どーしたん？…もしかして、夜更かししたでしょ！ずる～い。」

『羅菜は気楽でいいよねぇ…。』

「気楽ってなにそれｗｗｗ、Aもそんなに対して忙しくないでしょ！」

『…うんー。』

妖が視えることは他人には言ったらダメだと口止めされた。

正直言えないから言い訳も考えなきゃな…。

「そう言えばだけど、そろそろ体育祭だよね！」

え、ちょっと待って！？そんなに体育祭って早かったの！？この高校！？

「心外みたいな顔してるね、…もしかして知らなかったり？」

そうか、５月に体育祭がある的なのを噂で聞いたことがあった。

『今思い出したわ。』

「忘れてんじゃん。」

体育祭めんどくさい…。運動神経の悪い私からすれば公開処刑そのもの。

『あれ、めんどくさくない？』

「えぇ、折角のイベントだし楽しんだらいいのにー。」

もしかして、ボッチだったり？…とたまにくる言葉のトゲ。

ええい、やかましい。どーせ、私は誰一人普通の友達なんていませんよー。

不貞腐れた風にして机にうつむいた。

「ごめんごめん、冗談だってば。」

『…そーゆ、羅菜はもう友達出来てたりすんの…？』

「まぁそんなに多くはいないけど、…取り敢えず森井くんとはL◯NEは交換したよ！」

ちゃっかりしてんな、おい。