霊力の取り扱い ページ17
話は一段落がつき、皆部室にあるソファーに座った。
「そう言えばだが、君たちの霊力は何だろうか？」
名須川先輩がそう言えば、皆が確かにそうだと言った。
「…私の"分析"で視てみましょうか？」
撫子先輩にジロジロと頭部から足元までじっくり視られた。
「…ふむふむ、大河くんは"爆発"…と。それにAさんは"刀"と出てきましたわ。」
刀…か。懐かしく感じるな。
「"爆発"と"刀"かぁ！…いいな！どちらも戦闘系の霊力じゃないか！」
爆寨くんのは大体想像できてたわ。ヤンキーっぽいし。
「二人でバディ組めば最強だよね。…遠距離のと近距離で。( ＾ω＾ )」
これと組むのはちょっと勘弁かな…心臓が持たない。
「バディなんて組まねーぇよ。…俺一人で十分だ。」
ツンツンしてる爆寨くん。
「まぁまぁ大河くん！仲間と協力することは大事だぞ！」
ポンポンと爆寨くんの肩に名須川先輩が軽く叩いた。
「名須川先輩でもそれは受け入れねぇーす。」
肩に乗った手を優しく払いのけて、部室から出ていった。
「…素直じゃないなぁ( ＾ω＾ )。」
蒼井先輩はやれやれと言った感じだった。
「…とにかくまた"あの方"にお願いしなければなりませんね。」
…"あの方"…？
『…？、他に部員がいるんですか？』
「部員というよりは協力者と言った方が良いだろうな！」
「サポーターを作れるのは"あの方"しかいませんからね。…霊力あってもそれをサポートするアイテムがなければ意味がありません。」
ちなみに私が今身に付けてるこの"眼鏡"もサポーターのひとつです。と撫子先輩が言った。
「…つまり、君たちには爆発による"負傷を防ぐ物"と"刀そのもの"が必要なんだよねぇ。( ＾ω＾ )」
「…彼の様子じゃあ連発は打てないようだからな！」
「ですから、明日には"あの方"に製造をお願いするように訪問しなければなりませんね。」
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作者名：アマミヤ | 作成日時：2023年8月18日 11時
