【色々な出会い】 ページ6
これは共感できる人も大勢いると予想する。
じゃあ仮に、自分と友達の二人だけで一緒に買い物に行ったとしよう。
友達とは雑談しながら歩いている。
そこに私なんかよりも断然仲がいい、だけど私は全く知らない、
その“友達の友達”が来たら？
自分は完全に場違い。
話していたことなんてすぐに途切れて、あっという間に空気になる。
これでその場から立ち去りたいと思わない方がすごいと思う。
どんだけコミュ力高いねん☆
ってなるよ。
友達の友達とは私が無条件に一番嫌うタイプなので。
...以上、現在その最悪なパターンにぶち当たっている人の言い分でしたっ！
「おーい、咲良ちゃんもこっち来なよ！！」
二人の視線が自分に向く。
『あ、うん！！』
ありがたい。優しい。
嫌なんて全く思わない。
そっと笑顔で歩いていく。
おお、近寄ってみると二人とも身長高いな。
『神山咲良です！転校生です、こんにちは』
「俺は伊藤。よろしく、えっと...咲良ちゃん？」
「...。」
とげとげ頭の伊藤君は優しく、名前で呼んでくれた。
けど、金髪さん、は...
気になって
ちらっ、と金髪さんの顔を見たら目があった。
顔立ちいいな、三人とも。
なんて思いつつ、微笑んでみた。
「ちょっと三ちゃん！無視はないんじゃないの？
あっ、因みにこの二人も3年だよ。」
へぇ、すごい身長高いな。
...10センチくらいくれないかな。
「あぁ、悪ぃ。...三橋だ」
「...？伊藤君に三橋君か！よろしくね！」
...三橋君は、なんだか不思議な目をしていた。
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作者名：アポロ | 作成日時：2019年10月30日 17時
