余命宣告。【今日から俺は!!】 (ページ35)

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【自分なりに】ページ35

...いやまてよ。

助けるにも種類がある。

まずこの状況下から出来ることを考えよう。

1つはこのまま2人を私自身が退治。
うん、考えるまでもなくこれは確実に無理。

助けを呼ぶ事も人通りが無いわけだし無理。

ならこれしかない。

『あっ!!そこのおまわりさーんｯｯ!!助けてください!!』

自分の使える脳を全てフル活用して、高速で結論を叩き出す。

そして自分の出せる精一杯の声を出したら、2人は焦りながら逃げていった。

自分にも出来る事はあるんだ。と少しポジディブに考えながら、ほっと一息をつく。

『えっと...大丈夫？ですか？』

そう言って近づいてみると、私より少し大きい位の身長の人だった。

青い制服か、どこの学校だろう。

って言うかここら辺、学校多い気がする。

｢あー...面目ねぇ｣

『あの、気にしないでください。パンでも食べて。』

このままだと気まずい空気になりそうだったから、咄嗟にもう1つ買っておいたパンを入っていた袋ごと差し出す。

｢いやなんでそうなるんだよ｣

それは私も思ってる！
って言うか私が1番思ってる事！

そう出かけた言葉を、パンと一緒に噛み砕き飲み込んだ。