余命宣告。【今日から俺は!!】 (ページ14)

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【悪夢】ページ14

＿＿その夜。

夢を、見た。

皆が離れていく、とんだ悪夢。

三橋君に、伊藤君。理子ちゃんも遥香もいた。

みんなみんな、迷惑そうな顔をして。

...今、1番見たくない夢だった。

その悪夢から目が覚めた後、ふと窓を見る。
外はまだ暗い。

流れるように時計を見ると、
時計の針は3時45分を指していた。

ジャージが汗でぐしょ濡れになっていて、気持ち悪い。

着替えないと、と思い被っていた布団を退ける。

すると同時に、頬につう、と涙が伝った。

『...は』

自分に嘘はつけない。

いつか聞いた言葉を思い出した。

ベッドから滑り落ちるように降りる。

力が入らず、そのままぺたん、と座り込んでしまったから
なんとか立ち上がろうとするけれど、

身体中が震えて上手く力が入らない。

『たすけて』

声は小さくても、心を込めて叫んだ。