LDHの姫

E-girls ページ20

スタジオに戻ってきたAはダンス用のシューズに履き替えると髪をお団子にし準備運動をし始めていると隣に藤井萩花がやって来た。

萩花「Aさん！」

「あら、萩花じゃないの。」

萩花「どこいってたんですか？」

「え、家だよ。動いたからさ変えのジャージ忘れちゃって、取りに行ってた」

萩花「なーんだ。つまんないの」

「何を期待してたの？一体笑」

萩花「てっきり愛しの彼氏様に会いに行ったのかと？」

「あ〜、確かに家には居たね。ケンチとてっちゃんも」

そう言うと萩花が驚いたように目を開くとこっそり聞いていたAmiと須田アンナが振り向いて近寄って来た。

Ami「哲也さんと啓司さん！？」

アンナ「波乱の予感！」

「はい？」

Shizuka「波乱って何？笑」

Ami「男と男のバトル！」

アンナ「超波乱！」

「だから、なんで？」

アンナ「だって、付き合った人と彼氏の人…三角関係！」

「あぁ、そういう事ね笑 何言ってんの。」

Ami「女子にとってはたまらないネタだよ！もう今から聞きたい！」

Aya「何言ってんの。今からまたリハ再開。終わったあとにして」

Ami「え！終わったあといいの！」

Aya「どうぞ〜？私も聞きたいし」

Ami「やった！…みんなぁ〜、頑張ってリハ終えるよ」

Aの三角関係が聞きたいのかAmiがみんなに呼びかけると嬉しそうに返事をし立ち位置に戻った。

「そんなに三角関係とか、好きなわけ？」

Shizuka「そういうお年頃なんだよ」

「えっ…」

Shizuka「なに？」

「今Shizukaちゃんにめっちゃ歳を感じた」

Shizuka「…そんなおばさんじゃないし。まだピチピチの29歳だし」

「Shizukaちゃん、後1年で三十路だよ？」

Shizuka「それには触れないで」

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