俺らが惚れたオンナ【レペゼン地球】

なかったこと ページ24

あの後は一通り行為を終わらせた。

身体の火照りも無くなった。
安心して社長の腕の中で眠った。


――――――――――――


社｢……やっちまったなぁ。｣

横でスースーと寝ている女を見て呟く。


横で寝ているのは紛れもない大切なメンバー。

社｢今更、だな｣


会った時からずっとこいつのことが好きだった。
こいつは色々と問題を抱えていた。

慰めるために…過去には数回ほどこういう行為をした。


社長になるって決めて、
こいつも誘ったら嬉しそうに笑った。

そこで約束をした。


社｢…ついてくる代わりに、社長と社員っていう関係に変わるけん、もう…あんなことはやめよ。｣

｢…わかった。｣


自分で考えた約束を自分で破るなんて、クズすぎるやろ、俺。



社｢今でも、好きなのは変わらんっちゃん…｣


そう呟いてもこいつにとってはただの迷惑だろう…、そう考えながらベットから出て服を着る。

もーそろそろみんな帰ってくるはずやけん、
怪しまれたら危ない。


社｢…着替え、持ってくるから。｣


返事なんて返ってくるはずがないのに
無意識に話してしまう。

重症やね。


Aの部屋に行って適当に服を持ってくる。




『ごめん。今回のことはなかったことにしよう。お互いに支障をきたさないように。

服置いといたけん、起きたらこれ着て。 社長』

そう書いたメモと一緒に服を置いておく。




ヤった後にこんなことを考えるのは、
こいつしかおらん。

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