奴良組 ページ2
柚「お母様、気分はどう？」
乙女「ええ・・・大丈夫。」
柚「・・・ほんと？」
ｼﾞﾄｰ
乙女「・・気分悪いです。」
柚「ハァー、ちゃんと言ってよ。」
乙女「フフ、ありがとう。」
柚「べつに、心配なんてしてない。////
薬草、獲って来るね。」
乙女「・・・行ってらっしゃい。」
柚「？お母様、体調がすぐれないの？」
乙女「フフ、大丈夫。ごめんね。」
柚「そう・・・、行ってきます。」
ｶﾞﾗｯ
乙女「・・・・・ごめんね、柚。」
_______
お母様は狐の呪いに掛かっていても
私を産んでくれた。
私はお母様に言ってないけど、
狐の呪いの影響を受けた。
うなされること、頭痛が気を失うほど
うなされるのは、一緒に寝るだけで
収まる。
頭痛は我慢している、そのせいで
呼吸がしにくい。
お母様に心配掛けたくないから。
______
ｶﾞﾗｯ
柚「！」
こんな時、皆は想うのだそう
神なんていない、と
柚「お母様・・ごめんなさい。
気付けなくて、ごめ、んなさい・・・。」
ｶｻｯ
手紙？
？雪羅さん・・？
届けて欲しいということなの？
奴良組。
私の・・・お父様と・・・お爺様。
覗くだけなら・・手紙も。
その前に埋葬しないと・・
私はお母様のお墓を
綺麗な山吹が満開している場所に作った。
お母様・・奴良組へ行ってきます。
_______
ﾄﾞﾝﾁｬﾝ♪ﾄﾞﾝﾁｬﾝ♪
着いたのが朝方になってしまった。
・・・うるさい。
お母様が言ってた出入りかな？
というか、鯉伴さまとぬらりょんさまは
誰なの！？
似てるからわかるって言ってたけど、
自分の顔なんて見たくないし。
雪羅さんも誰なの！？
美人で素直じゃない妖♪
・・・・分からないよ！！
？「お前さん、誰だ？」
ﾋﾞｸｯ
柚「・・・。」
振り向くとそこには
いかにも女遊びしてます男がいた⬅
？「！？乙女？お袋？親父？」
柚「いや、誰それ？というか
知らないんですけど。・・乙女以外。」
？「乙女！？とりあえず、来てくれ！！」
柚「わぁ！？ちょっと離してよ！！」
来て早々、連れてかれたよ。
奴良組なんだよね？
この妖、奴良組？
え、ヤバくない？ヤバくない？
oh・・・
そんなこんなで広間？
？「なるほどな、これは似とる。」
？「なんで、似てるんだ？」
？「うーむ、わからんのぉ。」
柚「瓜二つ。」
？「ああ、親父だからな！」
柚「・・・鯉伴さまとぬらりょんさまって
いますか？」
？「ワシ等じゃぞ？」
oh
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作者名：睡蓮 | 作成日時：2016年6月7日 6時
