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冬の女王 ページ2

Noside
妖精国、アヴァロン。

本来であればこの国を治めるのは聖剣を引き抜いた彼女の“妹”の筈だった。

だが本来の歴史とは全く異なった世界。

“もしも聖剣を引き抜いた騎士王が女だったら”、“もしもその騎士王が歴史よりも早く死ねば”、それが実現してしまった世界。

その国を治めるのが“騎士王アーサー”では無くその姉でありアーサーを忌み嫌う“妖精妃モルガン”であれば。

その“もしも”の世界を再現するべく生まれてきたのがAだった。

Aは“冬の女王モルガン”の容姿を似せて作られた。

それはスムーズな王位継承をする為だとも“冬の女王モルガン”その物が今も王座に座っているとも言われている。










『……………』

臣下「陛下、お休み中の所申し訳御座いません」

『……………王座で眠る程落ちぶれていません。何様です』

王座に座ったAは臣下の事を冷たい視線で見た。

臣下「“あちらの世界”に行く準備が整いました。何時でも扉を開けます」

『そうですか………。では今から行きます』

Aはそう言うと王座から立ち上がり王の間を出た。







『貴方達、何をしているのです?』

Aの足元に鳥、猫、キリン?犬が居た。

『………………随分と丸々している鳥ですね』

Aの足元でコロコロ転がっている鳥とは思えない鳥がキラキラとした顔でAの事を見上げていた。

『…………………………フフッ、お前は毛並みが良いな。きっと主人が手入れ上手なんだろう。主人を大切に、ね?』

優しく微笑んでAが手を広げると足元にいた動物達?は一斉にAの胸に飛び込んだ。

『ま、待て。そんなにいっぺんには……………はぁ、仕方ないか』

動物達?をしっかりと抱きしめてAはふわりと宙を浮いた。

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作者名:エリス | 作成日時:2023年10月7日 20時

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