AUSansと恋しませんか？2

★鋭い ページ9

ここはどこだろう…Waterfall？

そんなことを考え、キョロキョロしながら歩き出すと、目の前にある影に気づいた。

「うわっ…！？だ、誰！？」
危うくぶつかる所だったその影に問いかけた。

「お前こそ誰だ…？こんな所に人間が来るとは珍しいな。」
影は重く響く声を出した。

「私は…Aっていうの。もしかしてあなたはこの世界のSans？」
「そうか、Aか。そうだ。俺はSans。」
そう言ってSansは目を青く光らせた。

背中に大きな鎌を背負っているから、彼はきっとReaperSansだ。
目が合う度に、何とも言えない寒気がする。

「…で、Aは何をしに来たんだ？」
「えーっと、…この世界の破滅を食い止めに来たというか…」
この質問が1番困るんだよなぁ…Sans本人になんて言ったらいいのかわからない。

「ほお、そりゃあ立派だな。お前みたいな子供が世界のために働いてるとはな。」
私は子供扱いされて少しムッとした。

「まぁまぁ、そうムッとするなよ。ここ座って、俺とゆっくり話そうぜ？」
「ゆ、ゆっくりしてる暇なんて…」

「“ゆっくりしてる暇なんてない”、とかいう言い訳は通じないぜ？きっとこの世界を救う条件は俺に何かをすることだろ？
でなかったら他の世界から来たお前は俺との接触を避けるのが自然だからな。
お前がここまで俺に応じた以上、ここを離れる理由は無いはずだぜ？」

「うぐっ…！」
このSans…鋭い！

★真意→←★さむい。

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