AUサンズの色々短編集 (ページ7)

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殺人鬼に救いをページ7

僕は他の継続組と違ってずっと続く
みんなを好きなのに殺すのはとても辛い
他のみんなはいいな
ホラーやマーダーは一回だけだから
僕は殺すのは嫌いだ
だけどそれに快楽を覚える自分がいる
もうこんな自分は嫌だ
いらない
もう終わりにして欲しかった
泣きたくても泣けない
代わりに黒い液体が出るだけ
僕はリセットはできるけど
セーブやロードはない
死ぬのは一回だけなんだ
どうにかして死にたい
死ぬ方法を考え続けた
どうせなら誰かのEXPになりたい
誰かのEXPになれたなら
僕は満足だ
マーダー、僕は君に殺してほしいよ
君ならきっと僕を殺せるから
でも殺してもらう方法が思いつかない
素直に頼んでも
彼は優しすぎるから

そうだ！

殺し合いをしよう

キラー「ねぇマーダー、一緒に殺し合いをしようよ」
マーダー「ああわかった」
最初は普通に戦う
ここぞというところであえて手を抜く
マーダーにはわかってしまうけど
それでも殺してほしいよ
君は僕が死んだらどんな顔をするかな
今だ！
ここで手を抜けば確実に死ねる
マーダー「えっ」
グサリ
僕のソウルにマーダーの骨が突き刺さる
不思議と痛みは感じない
マーダー「どうして…？」
マーダー「どうして避けてくれなかったの…？」
彼の声が聞こえる
キラー「ごめんね」
マーダー「なんで、また、俺…」
キラー「もう嫌になっちゃったの」
マーダー「嫌だ、もう、誰も殺したくないのに」
キラー「ごめんね」
謝ることしかできない
少しずつ体はチリになる
LOVEが高いからちょっとずつなんだな
少しずつ溶けていく体を見つめてみる
何度も見たはずなのに
初めて見たように感じる
マーダー「いやっ！」
マーダーがとても高い声で泣き叫ぶ
こんな可愛らしい声出せたんだな
女の子みたい
マーダー「消えないで」
こんなふうに思われるとは思わなかったな
マーダー「そうだ、インクのところに」
マーダーが僕を抱き抱える
マーダー「軽いな」
ぽつりつぶやくその声は心から思っているようだ
苦手なはずなのにマーダーは無理してテレポートする
インク「どうしたの？ってえっ！」
マーダー「キラーが、キラーが！」
インク「わかった。…ごめん、僕ここまでしかできないや
　あとはドリームにお願いするしか…」
インクが俺のチリになる速度を遅める
もういいのに
終わりにしたいのに

続くよー