希望の花が開くとき

第４４話　ミルト* ページ46

Aside




何がどうなってるの？！

スミレちゃんがブラックノーズ…？
なんで…



ランス「…ワルプルギスの夜を…」

ルビィ「呼んだ？」

ダイヤ「…？ワルプルギスの夜…とは？」

ランス「もう、何もかも話が違う」

ルビィ「ランス…先輩…？」

ランス「俺は…一体…なんのために…」

「ランス…？しっかりしてよ！！ランス！」




頭を抱え悩むランス

彼の手の甲についている綺麗な宝石が
みるみる黒く染め上げられていく




ルビィ「ランス先輩！！駄目です！！
絶望なんてしちゃった駄目ですよ！！」

桜「絶望…？」

クノカミ「おい！ランス！どうしたんだよ！」

「ランス！！…ねぇ、ランス！」

ランス「触るな！！！」



私がランスに触れようとすると
彼はその手を振り払う

彼の瞳にはもう私は映っていない…




ダイヤ「ランスさん！！」

一松「もういいか？
話聞いてるの飽きたんだけど」

カラ松「ランスとかいう奴は
強敵だと聞いていたが
まさかここで絶望するとは…始末が楽になった」

十四松「もう殺っちゃおうよ」

おそ松「だな〜」



六つ子の子たちがナイフや爆弾を取り出す
…まずいこのままじゃみんな死んじゃう


トド松「ごめんね〜君可愛いから
逃してあげたいけど命令だからさ」


ピンクのパーカーを着た男の子が
私の目の前に立つ

彼の片手には剣がにぎられている



「…っ…あぁ…こ、こな…いで…」

トド松「じゃ〜ね〜」

ダ・桜「「Aさん！/ちゃん！」



ﾊﾞﾝｯ

静かな夜の街に銃声が響き渡る



ランス「消えろ」

トド松「…っ」

「…え？……ラ…ンス？」

ランス「ルビィ助かった！
お前が演技してくれたおかげで時間を稼げた」

ルビィ「本当に無茶ばっかりですね」

桜「演技…？」

キララ「なんのこと？」



クノカミちゃんが顔をかしげる

ランスが指をﾊﾟﾁﾝｯと鳴らすと
それと同時に六つ子が魔法陣に囲まれた



一松「は？！」

ランス「…お前らはここで終わりだ」


ドカァァァァンｯ

六つ子達は爆発に巻き込まれ…K.O.！！⬅



クノカミ「す、ずげ〜」

ランス「ふんっ…雑魚が」⬅

ダイヤ「ヒヤヒヤしましたわ」

おそ松「このまま…終われるかぁぁぁぁ！！」

全「「…っ！！」


最後の力を振り絞るように剣をとり
赤いパーカーの男は桜ちゃんに切りかかる


「…っ桜ちゃぁぁぁん！！」

桜「…っ！！」


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