希望の花が開くとき

第１６話　ミルト* ページ18

ルビィside


ルビィ「未来が変わってきてる…ですか？」


ランス「あぁ…」


ルビィとランス先輩は今
夜の魔女退治をしている

ちなみに今は夜の一時です


ルビィ「ルビィとランス先輩が出会ったことで
未来が変わってきてる…ってことですかね？」


ランス「多分な…
ルビィ、お前は変わったことあるか？」


ルビィ「…最近お姉ちゃんが
あるものにハマってて」


ランス「あるもの？」


ルビィ「スクールアイドルです」


ランス「スクール…アイドル…？」


ルビィ「今まで一度もそんなことなかったのに
急に未来が変わって」



でもなんでランス先輩と出会ったことで
お姉ちゃんが
スクールアイドルにハマったんだろ


なんか不思議


ランス「まぁこの時間軸が成功しなくても
俺は諦めない…時間を巻き戻せばいいだけだ」


ルビィ「…ランス先輩」



ランス先輩は本当に
その幼馴染が大切なんですね

ルビィも諦めちゃだめだ

お姉ちゃんが大切だから


ランス「あんまり遅くなると怪しまれる
ダイヤは感がいいからな
今日は先に帰れ」


ルビィ「えっ？！」


ランス「俺は一人暮らしだから気にするな」


ルビィ「は、はい…」


その場でランス先輩と別れた


ランス先輩は親はお父さんだけで
そのお父さんも数年前に亡くなったらしい


今は一人暮らしらしい


幼馴染とは家が隣でよく幼馴染の家に
夜ご飯を食べたりすると聞いていた



ルビィ「……早く帰ろう」


ルビィはお姉ちゃんが待つ家に向かった









Aside


チュンチュン…


「んっ…朝…？」


私は重たい体を起こし
下の階に行く


あれ？なんかいい匂いする…


「おはよ〜」


桜「あ、Aおはよ〜」


クノカミ「おっす！」


スミレ「おはよっ！」


キララ「おはよA
みんなでハンバーグ作ったんだ早く食べよ」


「…………」


桜「どうかした？」


「ううん…久々だなぁ…と思って
朝誰かと朝ご飯食べるの…」


スミレ「あ、嫌だった？」


「そんなことないよ嬉しい」


キララ「じゃあ食べよっか」


五人「いただきま〜す」









「じゃあ私行ってくるね」


桜「いってらっしゃ〜い」


私はみんなに見送られながら
学校に向かった


こんなの何年ぶりだろ


私はそれが単純に嬉しかった



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