希望の花が開くとき

第１２話　ミルト* ページ14

ルビィside





ラ「これで終わりだ！」


ドカァァァァンッ


すごい…もう終わった

この人強い

それだけじゃない…この人は



ランス「…今日はやけに出現が多いな」


ルビィ「あ、あの！！」


ランス「何だ」


ルビィ「貴方、魔法少年だよね」


ランス「…っ俺のこと知ってるってことはお前」


ルビィ「ルビィ、黒澤ルビィです！
魔法少女です！！」



ルビィはその人にソウルジェムを見せた



ランス「そうか…黒澤ってことは
もしかして黒澤ダイヤの妹か？」


ルビィ「お姉ちゃんのこと知ってるの？」


ランス「ダイヤは俺と同じ生徒会だからな…
俺は蒼井ランス…よろしく」


ルビィ「あ、はい！あ、あの一ついいですか？
さっき時を止める魔法使ってましたよね？
もしかして…ランス先輩も
未来から来たんですか？」


ランス「…"も"ってことは
お前も未来から来たってことか？」


ルビィ「…ルビィはお姉ちゃんを助けるために
何度もやり直してきました」


ランス「…俺は幼馴染の死を
止めるためにやり直してきた
もう何度目かなんて覚えてない
…数えるのも諦めた」


ルビィ「…同じ…ですね……」


ランス「そうだな」



しばらくの間沈黙が続いていた







ルビィ「あ、あの！！
良かったら一緒に助けませんか？
一人で出来ないことも二人なら
できるかもしれません」


ランス「………わかった」



こうしてルビィとランス先輩は
互いの大切な人を助けるために手を取り合った



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