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夢主視点
トントンが出ていった後、綺麗な部屋の床に寝そべった。
今まで脱ぎ散らかした服などがそこかしこにあったのだが、それらは全てコンパクトに畳まれて収納されている。
頼んでもいないのに、毎週土曜に家に来てくれるお人好しな幼馴染の顔が浮かんだ。
いつも金曜になると、汚さMAXの自分の家を見て、なんで私はこんなに掃除と片付けが出来ないんだろうと疑問に思う。
その度に｢どうせトントンが全部やってくれるから、考えなくていいや｣と思考を放棄してしまう。
そういう所も含め、私はポンコツなんだ。
だからといって家事を自分でしてみる気にはならない。
床から起き上がり、キッチンに向かう。
冷蔵庫を開けると、タッパーやお惣菜がぎゅうぎゅう詰めだった。
側面のポケットには、私なら絶対買うことの無いであろう牛乳や野菜ジュースが入っている。
確かに｢私がお金出すから適当に必要そうなの買って｣とは言ったけど、あまりにも私とチョイスが合わなさすぎて笑えてくる。
ヨーグルトやゼリーなどのデザート関連や、野菜室に入っている果物、戸棚には僅かにお煎餅が。
トントンの作り置きをいくつかお皿に盛り付けてテーブルに運ぶと、メモが一枚置いてあった。
そういう所がオカンなんだって、と思いながら手に取る。
｢体調に気を付けて仕事頑張れ｣
と簡潔に記されていた。
｢だから、そういう所がオカンなんだって｣
今度は声に出してみて、少し笑みが零れた。
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甘宮(プロフ) - 明日花さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！頑張ります！ (2022年11月28日 20時) (
レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - めっちゃタイプな小説見つけた！投稿無理のないように頑張ってください！応援します！ (2022年11月23日 12時) (レス) @page5 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮
| 作成日時：2022年11月19日 16時
