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チャイムを押すと、ピンポーンという音が無機質に耳に届いた。
トントンは毎週こういう風に訪ねて来てくれていたんだなぁ、となぜか感慨深い気持ちになる。
しばらくして足音が聞こえ、ドアの隙間からトントンが顔を出した。
｢･･･何か用か。金なら受け取らんで｣
｢謝りたくて、来たの｣
トントンは眉をひそめて、｢ここじゃなんやし、上がってくれ｣と私を促した。
彼の几帳面さが分かる、掃除の行き届いた部屋に足を踏み入れる。
｢今お茶出すわ｣
｢！ううん、その前に｣
トントンはキッチンに向かいかけた足を止めた。
｢いつも私の家に来て家事やってくれてありがとう。･･･これは、本当の、私からの気持ち。前は本当にごめん。トントンのこと、すごい傷つけたと思う｣
気まずい沈黙の中で、言葉を紡ぐ。
｢良かったら、お礼、やり直させて欲しいの｣
トントンの目を真っ直ぐ見つめてそう言うと、彼は数秒した後目を逸らし、ため息をついた。
このくらいの謝罪じゃ、やはり許してもらえないだろうか。
ズキリと身体のどこかが痛んだ。
｢･･･ええて。元々俺が勝手にやってたことやし。そりゃ前のは傷ついたけどな｣
トントンは笑っていた。
｢許して、くれる？｣
｢許す許す｣
暖かみを含んだいつもの彼の声で、安堵が胸に広がる。
｢･･･ねぇ、トントンって私の事好きなの？｣
ふと尋ねてみると、いきなりトントンが咳き込んだ。
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甘宮(プロフ) - 明日花さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです〜！頑張ります！ (2022年11月28日 20時) (
レス) id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
明日花(プロフ) - めっちゃタイプな小説見つけた！投稿無理のないように頑張ってください！応援します！ (2022年11月23日 12時) (レス) @page5 id: 2d37ba73d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮
| 作成日時：2022年11月19日 16時
