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ペ神を呼んできて、Aを診てもらう。

騒ぎを聞きつけた他の奴らが集まってきた。

「すごい音したけど何かあったん?」

呑気にそう尋ねるコネシマに八つ当たりしそうになるが我慢する。コネシマに怒りをぶつけたってしょうがない。

「Aが階段から落ちたんや」

コネシマが目を丸くする。

「大丈夫なんか!?どこや!!」

「落ち着くめぅ、今ペ神が診てるやろ」

いつの間にか隣にいたオスマンがたしなめた。

ロボロは今にも泣き出しそうに気を失っているAの手を握っていた。
血色の悪い表情が、Aが強くも丈夫でもないことを物語っている。


俺達全員が、Aが相当弱っているということを思い知らされた。



その日一日を生き抜くことで精一杯だったあの頃。俺達を護ってくれていた背中はもう存在しない。

「お前達は今日から私のしもべだからね。私の代わりにニンゲン達と戦うのよ」

召喚してすぐそう言った割に、俺達にも食べ物を分け与え温かい愛情を注いでくれたA。

「怪我をしたの?見せてごらん」

怪我の治療はAの役目で、ペ神はAから薬草や治療の知識を教えて貰っていたっけ。


なぁ、あの頃のこと、全部忘れとるん?

俺達は今でも鮮明に思い出せるんに。


身体の成長も止まったままで、500年も眠り続けて心配だったんよ。500年の間に、俺達のこと忘れてしもた?


そう問いかけてみても、浅い呼吸で横たわるAが返事をするはずもなかった。

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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (12月18日 0時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - 凄く面白いです!これからも応援しています!! (2022年10月30日 8時) (レス) id: 4f425976bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘宮 | 作成日時:2022年10月11日 16時

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