俺、ケッコンしたからフーゾク行くの辞めるわ。【灰谷蘭】

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蘭視点

ようやく笑いが収まり、未だにキレている蘭を竜胆がなだめる。

「結婚したのいつなん？」

やっとまともな話題が出てきたか。何を隠そう、先程まで規制がかかってしまうほどのアウトな下ネタで蘭をからかっていたからである。
まぁこれは置いておこう。

「･･･半年前」

三途を睨みつけながら短く答える蘭。

「っふw」

笑いの発作の前兆が現れ始めた九井。

「蘭は意外と一途なんだな」

三途達が笑い転げ、蘭が発砲している最中に出勤してきた鶴蝶(被害者)である。

「･･････そりゃ、結婚だし？」

普段人の爪を剥いだり骨を折ったりして笑っている奴と同一人物とは到底信じられない言葉が口から飛び出した。ちなみにその言葉に1部の梵天幹部はときめいた。

「ぶふぉｯｯ」

笑いを堪えられずに吹き出す三途。またしても大乱闘が始まりそうな予感を察知して、竜胆が三途に手刀を決めた。
そして何事も無かったかのように続ける。

「Aさん･･･だっけ？」

「お前保証人になったのに覚えてねぇのか」

蘭が我が弟ながら情けない、とかぶりをふる。
それにむかつきながら長年蘭の弟をやってきただけあってスルーする竜胆。

「じゃあ新婚生活はラブラブファイヤーかよ」

九井がいつの間にかデスクで事務仕事を進めながら言った。

「んー･･･そこそこ･･･？」

「兄ちゃんひよってんだよ」

カチャ、と銃を取り出す音がした。

「だーかーら室内っつってんだろ！仕事増やすぞ！！」

これ以上負担かけさせないでくれ、と九井が頭を抱えた。

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