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夜闇にちかちかとネオンが光って不自然に明るかった。
もうこんな時間か。早く帰らなきゃあの人が不機嫌になってしまう。
機嫌を損ねるとめんどくさいからなあ。
早く帰ろう、と歩を進める。私には少し高めのハイヒールで、足首への負担が半端なかった。
我慢我慢。これも彼のため。
はぁ、とため息を吐いて家路を急いだ。
がちゃ、とドアノブを捻ると中は真っ暗で、電気はひとつもついていなかった。
まだ帰ってきてないのかな、それなら良かった、と安堵して「ただいま帰りました」と呼びかける。
カチッとスイッチを押すとパッと一気にリビングが明るくなった。
「わっ！？」
男がソファにスーツ姿でうつ伏せに倒れていた。
「蘭ちゃん･･･」
ちらっと顔を覗くと、すやすやと幸せそうに眠っていた。
雪のように白い肌にかかる藤色の髪の毛を耳にかけてあげる。しばらく寝顔を眺めていたが、床だと硬くて寝心地が悪いかと思い直し、何とか引きずってベッドに運んだ。
「おやすみなさい」
蘭ちゃんは眠ったまま少しだけ首を傾けた。
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姫乃(プロフ) - 完結おめでとうございます !! 意地悪な蘭ちゃんも素直な蘭ちゃんも最高でした !! (2021年12月7日 1時) (
レス) @page25 id: 1356d63b83 (このIDを非表示/違反報告)
ATR214YS(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！最後めちゃくちゃ微笑ましかった(泣)新作、更新楽しみにしてます！お疲れ様でした！ (2021年12月6日 17時) (レス) @page25 id: 5cda5f5352 (このIDを非表示/違反報告)
ha(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！ふたりがどう結婚に至ったのか読み始めた時から気になっていたので書いてくださったらとても嬉しいです♡ぜひお願いします‼︎これからも作品楽しみにしております！執筆大変かとは思いますが、頑張ってください！ (2021年12月2日 3時) (レス) @page19 id: 0b1b8feb66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅり(プロフ) - 初めまして、コメ失礼します＾＾厚かましいとは思うのですが、夢主ちゃんと蘭の結婚に至るまでの話、ぜひぜひ見たいです！いつも楽しく読ませていただいてます！更新楽しみにしてますね〜！ (2021年11月29日 20時) (レス) @page18 id: 39bfe8c53b (このIDを非表示/違反報告)
しゅが〜 - コメント失礼します！控えめに言って大好きです！これからも応援させて頂きます！ (2021年11月13日 19時) (レス) @page12 id: 8796ade977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮
| 作成日時：2021年10月31日 19時
