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化学の授業が始まり、おじいちゃん先生の話に耳を傾け心を落ち着かせる努力をする。
普段授業を聞かなさすぎて何を言っているのかさっぱりだが、少しずつ平静を保てるようになってきた。
隣の席のチーノを盗み見ると、意外と彼も真面目に授業を受けていた。
見ているうちに、横顔綺麗だな、とか睫毛長いんだ、とか色々考えてしまって勝手に恥ずかしくなる。
考えていることがバレないか心配になって、顔を逸らし黒板を凝視する。授業が始まったばかりにも関わらず黒板にはびっしり板書されていてギョッとした。
ノートをとるのは諦めて、チーノの観察に徹することを決めた。
眼鏡の隙間から、チーノの瞳が覗く。
心臓が一つ、大きく跳ねた。
多分、これ、何度見ても慣れない。
これが、恋かと馬鹿みたいなことを直感で思って、あぁ私恋してるんだと感慨に浸った。
勿論、チーノ以外の男子を好きになったことはあるし一度だけだけど男子と付き合ったこともある。
だけど、こんなにドキドキして、浮かれるような気持ちは初めてだった。
でも、ここから先どうすればいいんだ。
眼鏡外したらタイプでした、好きです付き合ってくださいって告白するか？うん、クズじゃん。顔ファン？ドクズじゃん。
軽率に好きになった自分、とんでもない阿呆。
告白とか、少し前に進んだ未来のこととか考えるのはまだやめておいて、今はまだチーノのことを傍から見つめるだけでいい。
それに、ずっと"友達"として付き合ってきたのに、今更どうやってその関係から抜け出せというのか。
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みそしる - めっちゃ面白かったです！くっついた後が気になる……‼️ (8月22日 23時) (
レス) @page17 id: b003276cbd (このIDを非表示/違反報告)
りり - 夢主ちゃんまじですきだ、、、 (2022年10月23日 19時) (レス) @page11 id: 2581bed166 (このIDを非表示/違反報告)
りり - 続きありがとうございます！！めちゃくちゃいいです、、！！！！ (2022年10月15日 18時) (レス) @page9 id: 2581bed166 (このIDを非表示/違反報告)
りり - ああすきっす (2022年10月14日 18時) (レス) @page8 id: 2581bed166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘宮
| 作成日時：2022年10月9日 16時
