Always to your side (ページ39)

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「いつ、から……？」
「そうですね……もうすぐ三ヶ月ってとこです。ね、A？」
「う、うん……」

　私は一触即発のようなこのピリピリした空気にドキドキしながらも、チャンミンの言葉に返事を返すのが精一杯だった。少し表情が険しくなったユノに、私は思わず目を逸らした。

「チャミナ……」
「ヒョン、ボクたちお腹ペコペコなんです。資料はもらいましたのでもう大丈夫です」

　ユノが何か云いたそうに口を開くけど、被せるようにチャンミンはそう云って私の腰を抱いている手の反対に持っていたA4サイズの茶封筒をヒラヒラさせた。瞬間、ユノの眉間にシワが寄る。

「A、ご飯の用意してきて。直ぐに行くから」
「あ、うん……」

　チャンミンはそう云って腰から手を引くと、私の頭を軽く撫でた。私は取り敢えず返事をすると「失礼します」と云い残し、軽く会釈をしてリビングへと戻って来た。
　リビングと玄関を繋ぐドアを後ろ手で閉めると、フラフラとテーブルに向かい手をついた。早鐘を打つように鼓動する心臓が、うるさい程に耳に響いてくる。テーブルについた手がわずかに震え、私はごまかすようにギュッと両手を握った。
　ユノを見ただけでこんなに動揺する自分に驚いたのもあるが、少し情けなくもあった。何故上手く冷静に振舞えなかったのか、と……

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