探りたがるのか? ページ7
A「知り合いです。と云ってもよく話しませんし、彼の実家を知りません。」
アルチュールの実家ってどんなのだっけ?
確かヴェルレーヌ居たよね。
乱歩はまだ眼鏡をかけない。
太宰「君か其の人が異能者の可能性が高い。または何方もか。」
太宰はニコニコして云った。
太宰「知り合いの特徴を教えても?」
A「黙秘します。知り合いから教えて善いと云われてないので。」
私は腕時計を見て昼になっているのを確認する。
昼飯だ!
A「時間です。では。」
私は武装探偵社から出た。
横浜湾を眺める。
変装は解かない。
声も出さない。
太宰が盗聴器を入れた可能性があるからな。
どうしようか。
取り敢えず更衣室で着替え。
しま○らでズボンと服を購入したら着替える。
ついでに靴も。
クリーニングする為服とズボンのポケットに物が入っていないか確認する。
服のポケットに黒の物体があった。
A「何これ?」
ワザと声を出して交番に届ける。
ミッションコンプリート
太宰は固まる。
谷崎「太宰さん?何かありましたか?」
太宰「七崎君のポケットに入れた盗聴器、交番に届けられた。」
直ぐに太宰は交番に向かった。
情報は結局もう一人の人がいるというものだけだ。
太宰(謎だな。)
探偵社に居た三毛猫
可愛い!
何かついてきたけど何よう?
ちょうどいい、人が一人も居ない所だ。
変装を解く。
猫は此方を見ている。
私は猫に向かいしゃがみ掴む。
このままホテルへお持ち帰りじゃー!
猫はぎょとした。
A「いつものでお願いします。」
ソファにいる征太郎のお父さんに頼む。
「判りました。サービスで高級猫缶を加えましょう。」
義理を重んじる彼は
最上階
A「猫ー。御飯が有ります。食べますか?」
反応無し。
A「ミィちゃんと探偵社内で呼ばれてるようですが、私は猫と云いますね。」
猫をベッドの上に置く。
A「この部屋はプライベート用のです。」
猫を撫でる。大人しい。
A「福沢諭吉は夏の時裸になるそうです。森鴎外は自分の子供にキラキラネームを付けたのです。種田山頭火は確かに坊主頭でした。」
森鴎外も坊主頭だったけど文ストでは違う。
種田山頭火はあまり変わらず。
スキンヘッドはいいぞ、誠実な人であるからな。
私は取り敢えず気になった事を聞こうかな。
謎の男について。
A「此処に夏目漱石っているのでしょうか?」
猫は閉じていた目を開く。
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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://be moon
作成日時:2021年10月24日 22時