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森「(私が云うのもあれだが)君、倫理と云う言葉を知っているかね?」悪七「道徳ですね。でも貴方様を殺そうとしたあの男の○○を○○して、○○したいです。」 ページ42

路地裏

悪七「何、街医者(尊き方)を殺そうとしとんじゃーワレー!」
組合の刺客「グギャー!」
押し倒されて背中をかかとで踏まれて手錠をはめられる組合員。
マフィアの構成員達「……」
その光景を円状に囲って見るマフィアの構成員達と中原幹部。
ちょうど来た森鴎外。
 悪七はさっきまで鬼の如く怒っていた表情が一変し、優しい小さな天使の表情になる。
悪七「医者の方!お怪我はございませんか?」
森「特にないよ。」
悪七「良かったです。」
笑顔になって直ぐに刺客の方に向き「おら!謝れ!」と腕をぐいっと引っ張る。
肩関節と(ちゅう)関節があらぬ方向に行き、外れて、二の腕の橈骨(とうこつ)尺骨(しゃっこつ)が折れる音がした。
刺客は()った顔になった。
悪七はニコニコして周りの構成員達に口を開く。
悪七「護衛ですか。立派です。私も貴方達のようにしたいのですが、どうしても手加減出来ずに傷つけてしまいます。」
儚く悲しげな表情をしながら微笑む。
骨の折れる音
近くに行き刺客の腕に触れる。
元医者の森鴎外はどのような骨折か判った。
尺骨
また折れる音
橈骨

尺骨

橈骨
バキ、ゴキ、グキ、バキ、ゴキ、グキ、バキ、ゴキ、グキ、バキ、ゴキ、グキ、バキ、ゴキ……

森「止めなさい。死体蹴りだ。」

刺客は静かに警察に連行されて行った。
マフィアの構成員達は地獄の業火を眺めるように悪七の背中を見送った。

中原「女って怖いですね。」
森「そうだね。」
広津「……」

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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://be moon  
作成日時:2021年10月24日 22時

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