司法取引しよう ページ13
欠点をあげるなら彼はトップになれそうにない事だ。
マイケルは「昇任?何其れ?」と本当に神レベルの実力者かと疑う阿呆顔で首を傾げる。
なんなら政府?
行政は判るけど警視総監になるには巡査がなれるじゃないの?
A警視総監は巡査で半月で今の階級になったし。
とおかしすぎる発言する。
マイケル、私はしっかりと階級の高い警視監からなってやっと任せられそうなレベルからね?
巡査は警察の中で下っ端だからね?
昇格試験受けたりしないと駄目だからね?
過去を思い出し乍らアルチュールに部下の説明してる間は、此方をじっと据わった目で見つめていた。
アルチュール「司法取引の方は?」
A「日本の司法取引をご存知ですか?」
アルチュールは首を横に振る。
日本の司法取引は真犯人を
捜査費用、裁判費用の節約にもなるが問題は犯罪が増える可能性がある事だ。
アルチュールは其れに気づいて「良いのか?」と訊く。
私は安定した心で肯定する。
A「貴方はもうマフィアの者ではありません。其れにマフィアから隠れて暮らした方がいい立場なのは判っていますよね。」
彼はマフィアを裏切った人だ。
生きていると知られてしまったら殺される。
折角の犯罪の手掛かりが消えたら真っ暗だ。
マイケルがドアを開き
「司法取引の紙です!ヤッタリましょう!」と活気のある声を響かし、軽い音で司法取引の紙を机に置くが其れは正に大天使が天から地上にいる大悪魔に目掛け光速で刺すような聖なる一本の大きな槍だ。
私は警視総監としてアルチュールをしっかりと掴むように取引内容を云う。
A「マフィアを裏切った理由を赤裸に自白してください。」
アルチュールは司法取引に応じた。
ポール・ヴェルレーヌの事をしっかりと明瞭に話した。
A「住むところどうしましょうか。有った方がいいですし…」
隠れ家位は欲しい。
そうだ!
A「アルチュール、私と同居しましょう。」
アルチュール「‥‥……………はい?」
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://be moon
作成日時:2021年10月24日 22時