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叶わぬ恋 （黒紫赤） ページ8
俺と雛とすばる３人で飲みに行った。
お酒も入り、仕事のことの話とかで熱が入っていた。すばるは飲みすぎたせいか横になり気づくと寝てしまっていた。
「俺、すばるのこと…好きやねん」
雛がそんなことを言った。
ほんまは俺やってすばるが好きや。
やけど、雛も昔から一緒におる大切な存在。
『俺も』なんて言えなかった。
「そか…まぁええんちゃう？告白したらええやん」
アドバイスなんかしちゃって…
俺は友情が壊れてしまうのをただただ恐れて素直になれない弱虫やって思った。
雛は「そうかな〜」と言って嬉しそうやった。
しばらくして雛は『トイレ行ってくる』と言って席を外した。
すばるは呑気に、すぅ、と寝息をたてながら寝ている。
整っている綺麗な顔、見とれてしまう。
すばるは起きる気配が全くない。
俺は、そっとすばるの唇に口付けをした。
叶わない恋だと知っていながらも＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：渋谷あす | 作成日時：2017年5月11日 1時
