LOVE EIGHT (ページ1)

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嫉妬（黄赤）ページ1

「丸～」

今日も楽屋ですばるくんは丸の名前を呼びながら、丸の膝の上に座った。
別にすばるくんは付き合っているというわけではない。

やけど、丸と一緒におると、いつもよりも笑ってる気がした。

なんでか、俺はそんな姿を見るとイライラした。

「亮？」

突然のすばるくんの声にふと我に帰った。

「亮、イライラしとるん？」
「平気やで」

楽屋を出ようとした時、腕を掴まれた。

「平気ちゃうやろ」

心配そうな目で俺を見るすばるくん。

そんなすばるくんの表情が愛おしく思えた。

俺はすばるくんを無理やり連れ出し、使われていない部屋に入れば壁に押し付けた。

「りょ、亮…？」
「分からへん…なんでこんなにイライラすんのかも…なんでこんなにも自分の物にしたいって思うのかも…」

たぶん、すばるくんのことが好きなんやと思う…

たぶんじゃない…

好きなんや…

「好きなんや…すばるくんが…」

すばるくんは、「亮」と囁くように俺の名前を呼びながら小さい身体で優しく抱きしめた。