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(^ワ^=) ページ5

〆.



案の定というか。



「しげ、おはよー!」



私が呼びたかったあだ名ですら簡単に口にできるあの子を羨ましく思いつつ、



二人の様子を視界の隅に置いた。



「ああ、おはようございます」



「そんな他人行儀じゃなくていいよ!ほぼ同期じゃん!」



「んー、まあせやな」



ははっと笑った重岡くんは、私の元に駆け寄る。



「Aおはよ!大毅くんやで?」



「おはよう、重岡くん」



「もー!だ・い・き・く・ん!!」



「A〜呼んであげなよ、大毅って」



あの子が笑えば、重岡くんはちょっと舌打ちをかました。



「………Aだけに呼んでもらいたいから」



私だけに聞こえるよう、小さく。



「……大毅、くん」



「………………!!わあ、やっぱええな!大毅でもええよ?まだ早いか?」



さ、着替えてこよー、と更衣室に入っていった大毅くん。



彼だけは、あの子より私を優先してくれた。



やっぱり輪の中に入れない私の隣に、ずっといてくれた。



別に他のバイトさんに嫌われてるわけじゃないと思う。



ただ、あの子の方が好かれてるだけ。



だから自分を安心させたかった。



「私の方が」いいところある、って。



嫉妬も羨望も綺麗な感情とは言い難いけれど、大毅くんがいてくれるなら、それだけでいい。



「Aとあいつは別人やん?先輩らはたまたまあっちと話してて、俺は必然的にAに惹かれてる。それだけや、比較して落ち込むんはええけど俺のこと忘れんといてや?」



私の心中を悟った言葉に、思わず涙が落ちそうになる。



待機のスペースで、すぐ隣に立って、



こっそり手を繋いでくるこの人を



好きになってよかった、と改めて思った。



〆.

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅   
作品ジャンル:恋愛
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一波(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございました!今気付いて、すっごく嬉しかったです!日常をがんばってる自分が救われた気がします(^^)素敵なお話ありがとうございました! (2019年7月11日 4時) (レス) id: 9b260c34a2 (このIDを非表示/違反報告)
葉菜(プロフ) - 突然リクエスト失礼します。不登校で家で自力で英語ワークを解いていてつい何分か前に解けたのに次解こうとしたら解けなくてイライラして自己嫌悪してしまうお話お願いします。重岡くんは年上設定でお願いします。そして移行おめでとうございます! (2019年6月19日 14時) (レス) id: d212940233 (このIDを非表示/違反報告)
りょーくんえいたー(プロフ) - はゆな様、移行頑張ってください! ほんとうに心の支えとなり助けてもらいました! はゆな様は私のヒーローです笑! 頑張れです! (2019年6月19日 7時) (レス) id: 0630fea27c (このIDを非表示/違反報告)
すぴん(プロフ) - ESも面接も…私の気持ちそのままのようで。こう考えたら良いんだ!って楽になりました。悩んでいる感じが私にも当てはまりました。重岡くんの言葉は本当にありがたいです。ありがとうございます。 (2019年6月19日 0時) (レス) id: f7fd1c07dc (このIDを非表示/違反報告)
ほにゅるん(プロフ) - はゆなさん、リクエストにお答え頂きありがとうございます。読んだ時に先生の怒り方の雰囲気が似ていて思い出しました。『責任感の強さ』という所で実際先生がそう思っていたんだろうなと思いました。しげの言葉の温かさが伝わってきて涙が出ました。 (2019年6月17日 1時) (レス) id: 79c800983c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はゆな | 作成日時:2019年5月26日 12時

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