#3 幽霊彼女とウヌ王子 ページ3
幽霊も寝るんだな……と思いながらよく見てるとその子はとても整った顔立ちをしていた
きっと生きている時にはモテてただろうなと安易に想像出来るくらい
幽霊って怖いイメージがあったけど
この子からは怨念みたいな恨みがあるという感じはせず
むしろ、楽しそうで、優しそうで、温かそうな感じだ
ふとその子が起き上がってひとこと
「オッパの名前ウヌって言うんだね」
なんて急に言ってきたから、メンバーに笑われるの覚悟で
EW「そうだよ、ウヌっていうんだよ。オッパ呼びってことはキミは僕よりも年下なんだね?」
と聞くと、明らかに変なものを見るような目でみんなが見てくるから、恥ずかしくなってくる
すると彼女は嬉しそうに微笑んでから
「そうなんだ!私、オッパより1個下なの。オッパはどうして、私がみえるの?怖くないの?みえてることが嫌にならない?」
と急に寂しそうな顔になっていうから
透けてしまうけど彼女の頬を両手で包んで
EW「全然大丈夫だよ。キミのことは何故だか怖くないんだ。キミのこと何も知らないけど、優しそうだから」
というと彼女は恥ずかしそうに俯いてから、僕の顔を見て
「私の名前、Aっていうの。オッパに名前で呼んで欲しくて…」
EW「わかった。Aちゃん、よろしくね」
というと彼女は天使のような笑顔で
ありがとう、と呟いた
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作者名:きゃらめるりぼん | 作成日時:2016年8月15日 20時