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別れは唐突に ページ20

ーA視点ー

私は、声の聞こえた方に体を向ける。
そこには、見たくなかった光景があった。

煉「竈門少年、腹の傷が開く。A少女、後遺症が残る。君達が死んでしまったら、俺の負けになってしまうぞ。」

私の骨が折れているのに気づいていた。
やっぱり、師範には隠し事はできないなぁ。

煉「こっちにおいで、最後に少し話をしよう。」

私達は、師範に向き合う形で座った。

煉「竈門少年」
炭「、、、、」

炭治郎くんは、黙りとしていた。

煉「思い出したことがあるんだ。昔の夢を見た時に。俺の生家、煉獄家に行ってみるといい。歴代炎柱が残した手記があるはずだ。」

話しながらも崩れていく体に、目の前の死を感じた。

炭「煉獄さん、、もういいですから、呼吸で止血を、」
煉「俺は、もうすぐ死ぬ。竈門少年、君の妹を信じる。鬼殺隊の一員として認める。」


煉「A少女、君は強い。柱に匹敵するだろう。」
『、、はい。』

この返事しか返せなかった。
言葉を発すれば、涙が溢れ出すから、。

煉「しかし、我慢してしまう癖がある。今だって震えている。もっと人を頼るといい。君は、愛されているし周りには優しい人が沢山いる。」

頭に手を乗せて、優しく撫でられる。
やめてください、、そんなことしたら、、

ポロ、、

『うぅ、もっと一緒に居たいです、一緒に任務に行きたいです』

泣きながら、歯を食いしばりながら、今の精一杯伝えた。

煉「泣くな、俺は君の笑顔が好きだ。君は、自慢の継子だ。」

そうだ、、。笑顔でいなきゃ。

煉「胸を張って生きろ。己の不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようとも、心を燃やせ。前を向け。」

煉「柱ならば、後輩の盾となるのは当然だ。今度は、君達が鬼殺隊を支える柱となるのだ。俺は信じる。君達を」

最後まで、私達に笑い続けてくれた。
私も、師範のようになる、、。
そう、決意した。

そこからは、あっという間だった。
御館様への報告、体の治療、、。
柱の席が空いたので、私は柱へと昇格をした。
皆さん優しく受け入れてくれた。

慣れてるかな、、貴方のような柱に。

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キムチ鍋(プロフ) - さらさん» 冨岡さんも良きですよね!優しいコメントありがとうございます! (2020年10月24日 1時) (レス) id: fab1b4057a (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!お話とっても読みやすくて大好きです!!もう映画最高でしたね!!私も泣けました!!冨岡さん推しですが、煉獄さんも大好きです!!作者さんもテスト頑張ってくださいね!!コロナ流行ってるのでお体には気を付けてくださいね!! (2020年10月24日 1時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キムチ鍋 | 作成日時:2020年10月18日 23時

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