戦いの後（麦わらの一味 side） ページ38
(麦わらの一味 side)
激戦から３日、
長く眠っていたルフィはようやく目を覚ました。
晩餐の準備が整うまでの間、
ルフィがベッドの上で大量のフルーツをつまむ傍で
ナミやビビ達が事の顛末を話す。
クロコダイルが捕まった事や、
反乱軍は解体されてそれぞれの故郷に帰った事。
しかし、ルフィはその殆どを「へー」と
大してまともには聞いていなかった。
晩餐までの間繋ぎにと出された大量のフルーツを
一瞬で胃の中に収めたルフィを前に、
ナミは真剣な表情をした。
「ルフィ、あんたの先生の事なんだけど……」
「あ‼そうだよセンセーどこだ？
まさかもう行っちまったのか⁉」
これまでの冒険の事、仲間の事、
ルフィは先生に話したい事が山程あった。
キョロキョロとあたりを見回すルフィを前に、
ぐっと下唇を噛み締める面々。
「よく聞いて、ルフィ。先生はね––––」
そこからナミは包み隠さず全てを話した。
広場の砲撃を阻止に先生が協力してくれた事、
そして砲弾が時限式であった事、
最後にその砲弾を空高く打ち上げ国を救ってくれた事、
そして、砲弾が爆発したと同時に、
行方不明になってしまった事。
砲弾を上空へ運んだペルは、
降下時に爆風に煽られ地面に叩きつけられたが、
何とか命は無事であった。
砲弾はかなり上空で爆発したため、
その爆発による人的被害は確認されていない。
「ごめんなさい、ルフィさん……」
巻き込んでしまったと言う罪悪感から、
拳を握りしめて俯くビビ。
しかし、ルフィは然程深刻そうな顔はしていなかった。
「へー、先生が馬鹿でかい砲弾を打ち上げたのか〜。
やっぱり凄ェなァ〜〜‼」
ケラケラと笑うルフィに釣られ、
一同は思い出した様に口を開く。
「そういやルフィ！お前の先生、空を走ってたぞ‼」
「俺も見たぞ！それにビリオンズをほんの一瞬で
倒しちまったんだ‼」
「ピストルの弾を素手で弾き落としてたわ……‼」
「「「「「素手‼⁉」」」」」
ゴム人間が船長な地点で
何事にも割と驚かなくなっている一味ではあるが、
先生の戦場での行動はどれもこれも驚きのものばかり。
「な！言っただろ‼センセーは凄ェんだ‼」
それを聞いたルフィはまるで自分の事の様に
嬉しそうに笑った。
「それに、センセーは簡単に死んだりしねェ。
またそのうち会えるさ！」
何の根拠もないが、
ルフィその言葉に一味は笑って頷くと
「よーし！飯食いに行こうぜ‼」
大食堂へと向かった。
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朮’(プロフ) - 春風駘蕩さん» コメント有難うございます！おっと、それは誤字ですね。しれっと修正を。 (2022年2月21日 2時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
春風駘蕩(プロフ) - 好き！好きだけど待って！６ページ目の五行目！殺ってどした！？怖い！でも好き！大好き！ワクワクが止まらないぜ！ (2022年2月17日 17時) (レス) @page6 id: 7ec3b8ebfc (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - ジャスミンさん» コメント有難うございます！頑張って続き書きます！！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン - めっっっっちゃ好みの漫画だった…！！久しぶりに会ったです！こんないい小説！！続き待ってます(*≧∀≦*) (2021年1月13日 11時) (レス) id: 7075aafa78 (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - チヒロさん» コメント有難うございます！そうですね、そろそろですね。自分もワクワクしながら書いてます！応援有難うございます！！ (2020年12月10日 16時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年11月19日 23時
