砂漠越え ページ21
ナノハナに戻り、カトレアまでの道を確認する。
ラクダが引く乗り合い型がカトレアからアルバーナ方面に出ており、それだとかなり割安。
ただ、正直な話、レインベースを目指すなら
カトレアに寄らずにナノハナから真っ直ぐアルバーナ方面に向かった方が早い気もする。
一応割増ではあるが、
１人乗りのレンタルラクダもあるらしい。
時短重視なら荷物をまとめて１匹ラクダをレンタルして自分１人で砂漠を越えた方が良さそうだな。
一先ず必要な物を買い揃えよう。
マントはあるから、あとは水と食糧か。
町を回って必要な物を揃え、
次はラクダだなと思いながら通りを歩いていれば
「たしぎさん……？」
町中を慌ただしく走り回るたしぎさんの姿が見えた。
スモーカーさんがいたからいるだろうとは思ったが、
２人揃ってこんな所にいるとは、
東の海の管轄はどうしたんだ……？
「曹長！物資揃いました！
大佐が30分後には出発するとの事です‼」
「は、はい！分かりました……‼」
どうやらあちらも砂漠越えの準備中らしい。
内戦中のアラバスタに海軍が介入するという話は特に新聞には乗っていなかった。
そうなると、わざわざ砂漠を越えて内地に向かう理由は別たあるという事になる。
そもそも何故、スモーカーさん達がここにいるのか。
確かスモーカーさんの管轄だったローグタウンは、
東の海における偉大なる航路への入り口。
チビ助はその町を経由して偉大なる航路に来たはず。
つまり、スモーカーさんの管轄地を
通り抜けて来たわけだ。
それにさっき、
スモーカーさんはチビ助を熱心に追いかけていた。
「まだ人事異動の時期じゃないしなァ……。
まさか、チビ助を追ってここまで来たとか？」
だとしたら物凄い命令違反をしている気もする。
自分の管轄地からこんな遠く離れた場所に来るなど、
本来なら有り得ない。
ある意味仕事熱心とも取れるが、
彼、絶対問題児だろうな。
クザンの部下だと言っていたが、
多分あれはセンゴク元帥がクザンに押し付けたか、
もしくはクザンが面白がって引き取ったかだな。
スモーカーさんはどう見ても
上司と上手くやれる人じゃない。
自分より実力がない人間に従うタイプには思えない。
上司からすればこの上なく扱い難いだろうが、
放任主義で有りながら見えない所で過保護なクザンとは相性が良さそうだ。
さて、そんな勝手な考察はさて置き、
別にここで顔を合わせる理由もないので
そっと建物の影に忍んでその場を後にした。
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朮’(プロフ) - 春風駘蕩さん» コメント有難うございます！おっと、それは誤字ですね。しれっと修正を。 (2022年2月21日 2時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
春風駘蕩(プロフ) - 好き！好きだけど待って！６ページ目の五行目！殺ってどした！？怖い！でも好き！大好き！ワクワクが止まらないぜ！ (2022年2月17日 17時) (レス) @page6 id: 7ec3b8ebfc (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - ジャスミンさん» コメント有難うございます！頑張って続き書きます！！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン - めっっっっちゃ好みの漫画だった…！！久しぶりに会ったです！こんないい小説！！続き待ってます(*≧∀≦*) (2021年1月13日 11時) (レス) id: 7075aafa78 (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - チヒロさん» コメント有難うございます！そうですね、そろそろですね。自分もワクワクしながら書いてます！応援有難うございます！！ (2020年12月10日 16時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年11月19日 23時
