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チビ助が突っ込んで行ったレストランは騒ついていた。
まァ、急に人が突っ込んできたら
誰だってびっくりするだろう。
しかし、どうにもそれだけという雰囲気ではない。
店の中へ入るべく人混みを分けて進んでいると、
割と最前列にいた男に肩を掴んで止められた。
「おい兄ちゃん今はやめとけ！
あの白ひげんとこの隊長と海軍の大佐が揉めてる。
しかもそこに人が突っ込んできてよ……‼」
ん、中に海兵がいるのか。
そういえば服屋でも海軍が来てるって言ってたな。
ここで迂闊に中に入れば、
チビ助の関係が海軍にバレて
俺まで追われる羽目になりかねないか。
そんな事を考えていると、
––––バンッ‼
勢いよく店の扉が開き、
「––––––ッッ‼‼‼」
口がありえないぐらい膨らんだチビ助と
「待てェ‼」
それを追いかけるスモーカーさんが出て行った。
２人とも俺に気付かずに出て行ったし、
チビ助に会うのは騒動が収まってからで良いか。
いや、そういえばスモーカーさんは自然系の能力者。
まだ覇気を体得していないチビ助が勝てるのか？
そんな疑問を抱きつつ、
どんどん遠くに行く２人の背中を眺めていると
「待てよルフィ‼おれだァ‼‼」
これまただいぶ聞き覚えがあって、
かなりかなり懐かしい声が聞こえてきたと同時に、
それはたった今店から飛び出して行った2人と同様、
俺には全く気付かずにそのまま大通りを進んでいく。
「そういえば、
エースは白ひげの２番隊隊長になったんだったか」
遠ざかっていく背中に見えたのは
白ひげのシンボルマーク。
絶対に人の下につくような奴じゃないと思ったが、
あのエースがついて行きたいと思うほどの魅力が
白ひげにはあったのだろう。
「さてと」
行ってしまったものは仕方がない。
今は追わずに店の中の様子を確認すると、
まァ見事にカウンターが破壊され、
その後ろの壁が何軒ぶんにも渡ってぶち抜かれている。
「食い逃げ……」
呆然と立っていた店主は小さくそう溢した。
「あいつら、食い逃げ癖まだ治ってないのか……」
ゴア王国にいた頃から、あの２人、サボもだが、
あいつらは食い逃げの常習犯だ。
そもそも金を払って食事を食べるという感覚が欠如している。
「取り敢えず、食事の代金だけは払っておくか」
壁に関しては、うん、海軍に請求してほしい。
海賊と海軍の戦闘に巻き込まれたと訴えれば
多少なりとも補償が貰えるはずだ。
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朮’(プロフ) - 春風駘蕩さん» コメント有難うございます！おっと、それは誤字ですね。しれっと修正を。 (2022年2月21日 2時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
春風駘蕩(プロフ) - 好き！好きだけど待って！６ページ目の五行目！殺ってどした！？怖い！でも好き！大好き！ワクワクが止まらないぜ！ (2022年2月17日 17時) (レス) @page6 id: 7ec3b8ebfc (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - ジャスミンさん» コメント有難うございます！頑張って続き書きます！！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン - めっっっっちゃ好みの漫画だった…！！久しぶりに会ったです！こんないい小説！！続き待ってます(*≧∀≦*) (2021年1月13日 11時) (レス) id: 7075aafa78 (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - チヒロさん» コメント有難うございます！そうですね、そろそろですね。自分もワクワクしながら書いてます！応援有難うございます！！ (2020年12月10日 16時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年11月19日 23時
