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更にエースが海に出てから３年。
３年の間に、七武海への勧誘を蹴ったり、
白ひげ海賊団に入ったりと色々あったらしいが
とにかく元気でやってる事だけは新聞から分かった。
そして、遂に……
「惜しかったな、チビ助」
「最後まで勝てなかったァ〜‼‼」
末っ子のチビ助も海へ出る日が目前に迫っていた。
エースがいなくても
山の獣達を１人で仕留められる様になり、
能力の使い方も随分覚えた。
本当に、この10年で強くなった。
力だけなら、
この東の海でそう簡単に負ける事はないだろう。
「なァ〜、本当に一緒に行かねェのか？」
「俺は海賊にはならねェの」
諦めるという事を良くも悪くも知らないチビ助は
結構しつこかった。
ただ、考えてみれば先生になったのも
このしつこさがあったらな気もする。
「仲間作って、船持って、
名を上げたら様子くらい見に行ってやるから」
「絶対だぞ！約束だからな‼」
「はいよ」
む、しかしそれで言ったら
エースに１回くらいは会いに行かないといけないな。
でも白ひげの所か……。
何度か交戦経験もあるし、会いに行きたくはないな。
よし、保留！
出航の日、チビ助はフーシャ村の海岸で
多くの村の人達に見送られていた。
ダダン達は村人を怖がらせない様にと物陰に隠れ、
俺は事前に別れを済ませてダダン達の隣に立っていた。
何しろ村の人とは村長さんとマキノさん以外とは
交流がないので。
「強くなったなァ、あいつ」
「すげェ、近海の主を一撃……」
海へ出て早々、
近海の主である海獣に襲われたルフィは
それを一撃で倒してしまった。
まァ、あの程度に苦戦している様では
偉大なる航路にも入れやしない。
「おめェ、あいつにどんな教育したんだい」
「並みの人間数十人相手なら負けないくらいに」
「マジか……」
ダダンは呆れていたが、
海賊王になりたいのなら1000人相手でも
無傷で済むくらいじゃないと駄目だろう。
「それで、ルフィの奴も行っちまったが
おめェさんもここを出て行くのかい？」
「そうだな、数日中には出てくる予定だ」
「どうせガープに怒られるのは私だよ……‼」
悪態をついたダダンは、
ちょっとだけ寂しそうだった。
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朮’(プロフ) - 夜野 海さん» コメント有難うございます！最近は更新が不定期で申し訳ない…。応援有難うございます、頑張ります！！ (2020年11月10日 0時) (
レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
夜野 海 - いつも更新お疲れ様です！この作品が好きでいつも楽しく拝見させて頂いてます！！これからも応援してます！！ (2020年11月9日 22時) (レス) id: 65c0a5960a (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - 麗奈さん» シリーズ1作目の中で男って書いてましたね、すみません。そんな訳で男です。これからも頑張ります！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - わざわざお返事ありがとうございます！了解しました！これからも頑張ってください！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: cc31b092a3 (このIDを非表示/違反報告)
朮’(プロフ) - 麗奈さん» コメント有難うございます！自分的には一緒にお風呂に入っちゃうので男かなァと思っていますが、容姿等は皆様のご想像にお任せしています！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: e4a009835c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朮’ | 作成日時：2020年10月9日 14時
