忍術学園５年生には姫様がいます１４ (ページ5)

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取りつかれた姫様４ページ5

(亮輔)『何だ…誰か来てるかと思ったらお前達か』

５年達「！？」

背後から聴こえた声に驚いて振り向くとそこに居たのは亮輔…ではなくAだった。

雷蔵「A？Aなのかい？」

(亮輔)『私じゃなければ誰だっていうの？』

三郎「…」

兵助「(…見た目はAだけど何かが変なのだ…)」

勘右「で、Aは一体こんな所で何をしていたの？」

(亮輔)『別になにもしていないわよ？
ただ…あの男を凝らしめる罠を仕掛けていただけ』

八左「あの男…雪村亮輔の事か？」

(亮輔)『そう…あの雪村亮輔が私の力を狙い続けているのは知ってるでしょ？
だから罠を仕掛けていたということよ』

彼女？の言葉に話を聞いていた彼等は内容を疑っていたが考えてみれば確かにそうなのだ。

だが三郎だけは何かを見抜いていたのか険しい顔をしていた。

(亮輔)『じゃあ私は罠の仕掛けを「三)待てA」…どうかしたの？三郎？』

三郎「…単刀直入に聞くぞ。
お前…桜ノ宮Aじゃなくて雪村亮輔じゃないのか？」

(亮輔)『…は？』

全員「！？」

三郎「いや、正確に言えば桜ノ宮A本来の意識を沈ませて雪村亮輔が入った…違うか？
そうじゃなきゃこんな場所に雪村亮輔の脱け殻みたいなのはないはずだ」

全員『「…」』

彼の鋭い言葉に彼女？を含めた皆は黙り込んでしまった。

(亮輔)『…やだなぁ三郎は(苦笑)
私がそんな風になってるわけないじゃない』

三郎「実際なってるんだよ。
大体本物のAの瞳はそんな青色なんかじゃねぇ、薄いピンク色だったんだよ」