桜ノ宮の姫様4 ページ22
Aは来てしまった彼等と使え人達を見ながらそう言ったのだった。
『…と言うわけで皆には悪いが私の独断で動かせてもらっていたのだ。
本当ならこのまま学園をやめてでもここにいるつもりだったのだがな…』
兵助「…それだけは絶対に許さないのだ」
『兵助…』
勘右「そうだよA。
俺達は仲間であり友達でありクラスメイトだろう?」
八左「それに俺達だって仲間なんだ」
雷蔵「仲間を置いてやめるなんて許さないよ」
三郎「私達が目を離すとすぐに無茶をするからな」
『…無茶なのは承知だが今回だけはそなた達の言うことは聞けぬ』
雷蔵「どういう事?
A達桜ノ宮一族に一体何が起きてるの?」
『…雪村一族と咲夜一族と連の一族が甦ろうとしているのは知っているよね?』
使え人「姫様…」
『良い、この者達には隠し事は出来ぬ』
使え人達「…」
『その三つの一族の内咲夜と連の一族は14年前桜ノ宮と雪村が協力して封印した』
三郎「ちょっと待て。
前に聞いた話では封印したのは15年前だって言ってなかったか?」
『確かに私もそう聞いたし皆にもそう言った。
だが本当は14年前であり私達六人が生まれた時に三つの一族の内2つの一族が封印された』
全員『「…」』
本来の事実を話すと聞いていた皆は黙り込んでしまったが気になることがあるのか八左衛門がAに向かって聞いた。
八左「…なぁいまいち良く分からねぇんだが三つの一族はどうやって甦ろうとしているんだ?」
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飴松(プロフ) - リクエストです!夢主が幕府とか国のトップの人に興味を持たれ働く話を持ちかけられ夢主が受けるか悩む話お願いできますか? (2021年8月20日 15時) (レス) id: 754653e56c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水色 | 作成日時:2020年11月5日 6時