忍術学園５年生には姫様がいます７ (ページ14)

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６年生の任務６ページ14

～図書side～

長次「ﾓｿｯ)…雷蔵」

雷蔵「中在家先輩？」

長次「ﾓｿｯ)単刀直入に聞く。
５年生は一体何をしているんだ？」

雷蔵「…何故そう思うのですか？」

長次「ﾓｿｯ)伊作が５年生達を心配している。
勿論他の皆も心配しているし私もしている」

雷蔵「…いくら中在家先輩と言えどお話することは出来ません(苦笑)」

長次の問いに雷蔵は苦笑しながらそう答えたのだった。

長次「ﾓｿｯ)…雷蔵」

雷蔵「何ですか？」

長次「ﾓｿｯ)…今から私の言う通りにしろ」

雷蔵「…えっ？」

長次「ﾓｿｯ)…今から私が10秒間数える。
数えている間ずっと目を閉じていろ」

雷蔵「えっ？あっ、はい」

委員長の言葉に雷蔵は素直に頷くとすぐに持っていた本を机に置いた。

長次「ﾓｿｯ)…それでは始める。１…２…」

雷蔵「…」

長次が１０秒間数えると雷蔵は慌てて目を閉じたのだった。

長次「ﾓｿｯ)…雷蔵…済まない」

雷蔵「(済まない？)…！？」

首筋がチクリとしたと思ったらいきなり眠気がさし雷蔵はその場に倒れたのだった。

場所は代わり医務室では眠るAを見守っている伊作がいた。

ガラガラ…

伊作「皆、協力ありがとう(笑)」

仙蔵「困った時はお互い様だ(笑)」

留三郎「それより何処に寝かせればいいんだ？」

伊作「彼処に狭川が寝てるから近くに寝かせてあげて」

伊作の言葉に６年生達は５年生達を布団に寝かせたのだった。