忍術学園５年生には姫様がいます (ページ29)

今日:27 hit、昨日:15 hit、合計:110,642 hit

いろは合同実習５ページ29

級長「…A、入るぞ」

『あぁ』

級長「…済まなかったな話してしまって」

『いや、私が許可したのに逃げてしまったな』

級長「構わないさ」

『…私決めた。
もし私を知る者達が現れた時は迷わず本当の自分を露にする』

級長「そうか。
A、お前がこれからどうするかは何も言わないがこれだけは覚えておけよ」

『…えっ？』

級長「俺は何時でもAの味方だ。
いざという時は俺も頼れ、お前の力になる」

『ありがとう』

は組の級長はそれだけ話すとAの部屋を出たのだった。

一方い組の長屋に残された他の５年生達は…

雷蔵「…どう思う？」

兵助「記憶が無いとは思わなかったのだ」

勘右「普通にしてたからね」

三郎「…何で気が付かなかったんだろうな…。
変装の達人が聞いて呆れる」

八左「…俺はAに謝りにいく」

雷蔵「えっ？」

八左「俺はAの事髪以外に何も気が付かなかったんだ」

あまりの衝撃に混乱しておりどうすればいいのかわからなかったが八左衛門の言葉に他の皆も互いに頷いた。

級長「(彼奴だけは…何があっても守り抜く)」

八左「(彼奴等と決別しても俺は絶対に…)」

は組の級長と八左衛門は心の中で同じ事を思っていたのだった。
この先どうなったのかはまた別の話である。