忍術学園５年生には姫様がいます (ページ16)

今日:37 hit、昨日:15 hit、合計:110,652 hit

後輩を取り戻せ！ページ16

ある日の夕食後Aは自身の部屋でお茶を飲みながら出された宿題をやっていた。

コンコンッ…

『誰だ？』

？？「１年は組の黒木庄左衛門です」

スッ…←扉を開けた

『…とりあえず中にお入り(笑)』

庄左「ありがとうございます」

落ち着いている様に見えるが何処か焦っている庄左衛門にAは微笑みながら中にいれた。

『…それで、何を焦っているんだ？』

庄左「は組からは団蔵がい組からは佐吉が帰って来ないんです」

『団蔵と佐吉が…？
何処に行くとかって聞いていないのか？』

庄左「佐吉は分かりませんが団蔵が確か街に出るって…」

『街にね…。
もしかしてここから東にある街か？』

庄左「すみません…そこまでは…」

『いや、こちらも済まない。
わざわざ報告してくれてありがとう(苦笑)』

少し泣きそうな顔をする庄左衛門にAは苦笑しながら頭を撫でた。

『(団蔵と佐吉が東にある街に向かったとしたらもしかすると…あの城の可能性があるな)』

庄左「あっあの桜ノ宮先輩？」

『ん？』

庄左「頭を撫でるのやめて貰えませんか？」

『えっ？あぁゴメンゴメン(苦笑)
まぁとりあえず２人の事は私達に任せておいて庄左衛門は皆の所に戻りなさい』

庄左「はい」

２人の後輩の話を聞いたAは庄左衛門を１年生の所に戻したのだった。