H×Hのあの子が少年化して逆トリして来た件について

16話 異次元への手掛かりを探せ！ ページ19

早いもので、イルミ少年が逆トリップしてきて２週間目。
どうやってやって来たのか、経緯を探ることにした。



「イルミがさ、こっちの世界に来る前になんかあった？」

「何かって、特には……ん？」

イルミが腕を組んで考える。
そんな仕草も絵になりますね、可愛いですよ！←

「…なかった訳でもないみたいだけど、全然思い出せないんだよね。」

「まあ、そんな日もあるよ。」

わからないなら仕方ない！

「でも、イルミって別の世界から来たんだよね？しかも突然。

ってことは、また突然帰れるかもしれないじゃん！」

「…俺、帰りたくない。」

「え？」


イルミがAに抱きついた。


「Aと居たい、だから帰りたくない。」

「…甘えん坊さん、ダメだよ。イルミには弟がいるじゃんか。兄貴なら、弟を守らないと！
大切な人でしょう？」

「Aも大事、だから決めた。俺、Aと結婚する。」


「ΣΣはい？！」

そんな大事なことを今決めたんですか？！
しかも私と結婚する？

「イルミ少年！それは大人になって私より美人な人に言いなさい！」←


「俺じゃ不満？」

「そういうのではなくて！」



「じゃあ、いいよね。(笑)」



笑いながら鋲を構えるの、やめて下さい。←
笑うの、いいけど仕舞って下さい！

「い、イルミが24歳になったらね！」←

兄さん、私はやってしまいました(泣)

子どもイルミの脅迫に負けました。←

「ホント？A、大好き！」


ま、可愛いからいいか。←

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